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J-GLOBAL ID:201502262028560641   整理番号:15A0708776

北西中国の北Qilian造山帯における前期古生代の低Mg及び高Mgのアダカイト質岩石の岩石成因論:地殻厚化から拡張薄化への転移への意味

Petrogenesis of the early Paleozoic low-Mg and high-Mg adakitic rocks in the North Qilian orogenic belt, NW China: Implications for transition from crustal thickening to extension thinning
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巻: 107  ページ: 122-139  発行年: 2015年08月01日 
JST資料番号: E0267C  ISSN: 1367-9120  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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北Qilian造山帯の前期古生代のアダカイト質岩石の岩石成因論及び地球力学的意味は論争の議題として残っている。北Qilian造山帯の低Ma及び高Mg両方のアダカイト質岩石について,岩石学,ジルコンU-Pb年代及びLu-Hf同位体組成,全岩地球化学及びSr-Nd同位体分析を行った。一般的に,低Mgアダカイト質花崗岩は,斜長石,アルカリ長石,石英及び黒雲母から成る。これに対し,高Mgアダカイト質花崗閃緑岩は,アルカリ長石,斜長石,石英及び角閃石から成る。低Maアダカイト質花崗岩類(446-457Ma)は,高SiO2(69-72wt.%),低Mg(39-42)及び低Cr及びNi含有量の特徴を示した。一方,高Mgアダカイト質花崗岩類(430-431Ma)は,比較的低いSiO2(65-66wt.%),高Mg(50-59)及びより高いCr及びNi含有量であった。低Maアダカイト質岩石は,高い初期87Sr/86Sr比(0.7068-0.7080),負のεNd(t)(-2.3から-3.3),及びεHf(t)値(-6.8から)で,古いジルコンHfモデル年代(1.2-1.6Ga)であった。一方,高アダカイト質岩石は,低い初期87Sr/86Sr比(0.7044-0.7066),より高いεNd(t)(-1.8から3.0),及び正のεHf(t)値(2.3-7.7)で,より若いジルコンHfモデル年代(0.9-1.1Ga)であった。これらの結果は,低Mg岩石が厚化した地殻の部分溶融で生成され,これに対し,高Mg岩石は,剥離した下部地殻の再溶融から由来したもので,マントルマグマの上昇で相互作用した結果である。本研究で得られたデータは,Qilian海の閉鎖後の地質的,造構的プロセスについて重要な情報を提供している。大陸-大陸の衝突や厚化が恐らく440-467Maに発生し,低Mgアダカイト質岩石の形成となり;そして,収縮から拡張への造構運動の転換が~430Maで発生し,高Mgアダカイト質岩石形成となった。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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岩石成因論  ,  岩石圏の地球化学一般 

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