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J-GLOBAL ID:201502262556909257   整理番号:15A0357737

UDP-グルクロノシルトランスフェラーゼ(UGT)2B7に対するカルプロフェンのエナンチオ選択性阻害

Enantioselective Inhibition of Carprofen Towards UDP-glucuronosyltransferase (UGT) 2B7
著者 (9件):
資料名:
巻: 27  号:ページ: 189-193  発行年: 2015年12月 
JST資料番号: W0179A  ISSN: 0899-0042  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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UDPグルクロノシルトランスフェラーゼ(UGT)触媒グルクロン酸抱合結合反応は,多くの重要な臨床薬品と内因性物質の除去において重要な役割を演ずる。本研究では,UGTイソ型に対するカルプロフェンのエナンチオ選択性阻害の調査を目標とした。in vitro組換えUGTイソ型触媒4-メチルウンベリフェロン(4-MU)のグルクロン酸抱合培養混合物を使用して,多数のUGTイソ型に対する(R)-カルプロフェンと(S)-カルプロフェンの阻害の潜在的能力をスクリーニングした。結果から,(S)-カルプロフェンが,(R)-カルプロフェンより,UGT2B7に対して強い阻害潜在的能力を呈したことを示した。しかし,他のUGTイソ型に対しては,(R)-カルプロフェンと(S)-カルプロフェンの阻害に対して著しい有意差を観察しなかった。さらに,阻害速度論をUGT2B7に対して,(S)-カルプロフェンと(R)-カルプロフェンの阻害に対して比較した。Lineweaver-Burkプロットから,(S)-カルプロフェンと(R)-カルプロフェンの両方が,UGT2B7触媒4-MUグルクロン酸抱合に対して,競合阻害を呈したことを示した。阻害反応速度パラメータ(Ki)を計算して,それぞれ(S)-カルプロフェンと(R)-カルプロフェンに対して,7.0μMと31.1μMであった。薬物-薬物相互作用の基準に基づく,(S)-カルプロフェンと(R)-カルプロフェンの薬物-薬物相互作用誘引閾値は,それぞれ0.7μMと3.1μMであった。結論として,UDP-グルクロノシルトランスフェラーゼ(UGT)2B7に対するカルプロフェンのエナンチオ選択性阻害を,この研究で示した。in vitro阻害速度論パラメータを使用して,(S)-カルプロフェンと(R)-カルプロフェンの,薬物-薬物相互作用を誘発する恐れのある濃度閾値を得た。したがって,(S)-カルプロフェンの血しょう濃度の臨床観測は,(R)-カルプロフェンが,カルプロフェンと主にUGT2B7触媒物質代謝を経る薬剤間の薬物-薬物相互作用の可能性を避けるより重要である。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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分子の立体配置・配座  ,  酵素製剤・酵素阻害剤の基礎研究  ,  ピロールの縮合誘導体 
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