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J-GLOBAL ID：201502263381026590   整理番号：15A0204270

J-PARCにおけるストレンジネス核物理学

Strangeness nuclear physics experiments at J-PARC

著者 (1件)： TAMURA H. (Tohoku Univ., Sendai, JPN)
資料名： Progress of Theoretical and Experimental Physics (Web)  (Progress of Theoretical and Experimental Physics (Web))
巻： 2012  号： 1  ページ： 02B012 (WEB ONLY)  発行年： 2012年 
JST資料番号： U0548A  ISSN： 2050-3911  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： J-PARCハドロン施設におけるストレンジネス核物理学の実験計画を要約した。K1.8ビームラインで得られる約2GeV/cの大強度K^-ビームは二重ストレンジネス原子核系の研究に新しい時代を開くと思われる。S(ストレンジネス)=-2系とのバリオン-バリオン相互作用を明らかにするために,Ξハイパー原子核の分光,ΛΛハイパー原子核の研究,Ξ-原子X線の測定が計画されている。また,Λハイパー原子核のγ線スペクトロスコピー,中性子過剰Λハイパー原子核のスペクトロスコピー,Λハイパー原子核の弱い崩壊の研究,ハイパー原子核-核子散乱実験(K1.8及びK1.1ビームラインで行う計画である)はS=-1バリオン-バリオン相互作用及びバリオンの性質に及ぼす核媒質効果の詳細を明らかにすると思われる。ハドロンホールを拡張する将来計画についても述べた。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 研究施設 ,  *ストレンジネス ,  核物理学 ,  *B-B相互作用 ,  ハイパー原子核 ,  Ξ粒子 ,  Λ粒子 ,  スペクトロスコピー ,  量子色力学 ,  中性子過剰核
準シソーラス用語： *J-PARC ,  γ線スペクトロスコピー ,  ハイペロン-核子相互作用 ,  *バリオン-バリオン相互作用

分類 (1件)： 素粒子・核物理実験技術一般  (BE01010F)

引用文献 (98件)：

• M. Naruki, Prog. Theor. Exp. Phys. 02B013 (2012).
• M. Oka, K. Shimizu, and K. Yazaki, Nucl. Phys. A 464, (1987).
• R. F. Jaffe, Phys. Rev. Lett. 38, 195 (1977).
• N. Ishii, S. Aoki, and T. Hatsuda, Phys. Rev. Lett. 99, 022001 (2007).
• R. Engelmann et al., Phys. Lett. 21, 587 (1966).

タイトルに関連する用語 (2件)： J-PARC ,  ストレンジネス核物理