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J-GLOBAL ID:201502263426208210   整理番号:15A0620986

準弾性中性子散乱により研究された熟成Portlandセメントペースト中に含まれる水の並進および回転運動

Translational and rotational dynamics of water contained in aged Portland cement pastes studied by quasi-elastic neutron scattering
著者 (6件):
資料名:
巻: 452  ページ: 2-7  発行年: 2015年08月15日 
JST資料番号: C0279A  ISSN: 0021-9797  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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セメントは世界中で広く使用されている建築材料である。熟成セメントペーストの品質と耐久性は,それに含まれる水との関係が大きく影響している。7,14および30日間硬化させたPortlandセメント(OPC)ペースト中の水の並進および回転運動を準弾性中性子散乱(QENS)のデータを用いて調べた。また,新しい超可塑剤(super plasticizer)の添加効果を調べた。ジャンプ拡散モデルと回転拡散モデル(JRM)を用いてQENSをフィッティングすることによって,結合水指数(BWI),自己拡散係数D<sub>t</sub>,平均滞留時間τ<sub>0</sub>,回転拡散定数D<sub>r</sub>,回転滞留時間τ<sub>r</sub>および平均二乗変位(MDS)<u<sup>2</sup>>を含む6個の重要なパラメータを求めた。これらのパラメータから,定量的な結合水の割合(BWI)を求めることができた。OPCペーストに含まれる水の並進および回転ダイナミクスに対する様々な時間範囲をτ<sub>0</sub>とτ<sub>r</sub>によって明確に調べることができた。MSD値とそれらの分子動力学シミュレーションとの比較から,拘束水と超拘束水を含む移動できない水(主に結合水)と移動できる水を区別することができることを示した。さらに,添加剤SPを含むセメントペーストと含まないセメントペーストに対する硬化時間の増加に伴うフィッティングパラメータ値の傾きの変化から,OPCペーストの熟成の間に添加剤SPが可動水をより制限し,熟成プロセスをより均一に促進させることを明らかにした。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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セメントの性質・分析  ,  固-液界面 

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