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J-GLOBAL ID：201502263641625132   整理番号：15A0621364

逆回転を用いた新しいスカッフィング試験

A new scuffing test using contra-rotation

著者 (3件)： INGRAM Marc (PCS Instruments, 78 Stanley Gardens, London W3 7SZ, GBR) ,  HAMER Clive (PCS Instruments, 78 Stanley Gardens, London W3 7SZ, GBR) ,  SPIKES Hugh (Imperial Coll., South Kensington, London, SW7 2AZ, GBR)
資料名： Wear  (Wear)
巻： 328-329  ページ： 229-240  発行年： 2015年04月15日 
JST資料番号： E0377A  ISSN： 0043-1648  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： スカッフィングとして知られている潤滑剤劣化モードは,高滑り歯車,カム,金属の切削と成形プロセスなどにおいて,著しい設計制約を誘起する。したがって,潤滑剤配合によるスカッフィング抵抗を測定するためには,効果的な試験方法が重要である。ほとんどの現行スカッフィング台上試験においては,移動表面が,一定の滑り速度と負荷において,定置表面に対して擦過して,スカッフィング発生が決定されている。このアプローチ法は,二つの不利な点を有している。その一つは,「その定置表面が,試験中の効果的な接触圧を大きく低減する」ことである。第二には,「種々の潤滑剤が,その採用した滑り速度において,しばしば,著しい弾性流体膜を形成する」ことである。この現象は,「そのスカッフィング試験では,潤滑剤配合の影響のみを反映しているというよりもむしろ,その流体と潤滑剤の境界膜形成特性がスカッフィングに及ぼす影響の複合組合せ効果を測定している」ことを意味している。本論文では,新しいスカッフィング試験法を記述する。この新規な手法は,二つの金属表面を,その接触に関して逆方向(すなわち,逆回転方向)に移動する二つの表面を用いた混合転がり-滑りにおいて,互いに擦過させている。この方法は,その滑り速度を,その連行速度から分離でき,そのようにして,滑り速度の広い範囲にわたる境界潤滑状態において,その潤滑剤のスカッフィング特性を決定できる。また,両表面が,その接触において,相対的に移動するために,摩耗が分散され,そして,この分散が試験中の接触圧の変化を最小化している。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *歯車 ,  *スコーリング ,  *摩耗特性 ,  *トライボロジー ,  潤滑剤 ,  添加剤 ,  摩擦係数 ,  負荷特性 ,  滑り速度 ,  速度依存性 ,  接触圧 ,  転がり摩擦 ,  滑り摩擦 ,  弾性流体潤滑 ,  混合潤滑 ,  境界潤滑 ,  摩耗試験 ,  顕微鏡観察
準シソーラス用語： 逆回転 ,  金属表面 ,  負荷依存性 ,  *摩擦特性

分類 (3件)： 歯車,歯車装置  (QB01060O) ,  機械的性質  (WB02030U) ,  金属の機械的性質  (BL01022T)

タイトルに関連する用語 (2件)： スカッフィング ,  試験