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J-GLOBAL ID:201502263972735590   整理番号:15A0228021

乾乳期の長さおよび飼料エネルギー源が泌乳初期の乳牛の代謝状態および肝臓の遺伝子発現に及ぼす影響

Effects of dry period length and dietary energy source on metabolic status and hepatic gene expression of dairy cows in early lactation
著者 (7件):
資料名:
巻: 98  号:ページ: 1033-1045  発行年: 2015年02月 
JST資料番号: C0282A  ISSN: 0022-0302  CODEN: JDSCAE  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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先の研究で,0日乾乳期の乳牛は,30日または60日乾乳期の乳牛と比べ,泌乳初期のエネルギーバランスが高く,産乳が低いことを認めた。本研究の目的は,泌乳初期に脂肪原性または糖原性飼料を給餌した乳牛の代謝状態および肝臓の遺伝子発現に及ぼす乾乳期の長さの影響を評価することであった。3つの乾乳期の長さ(0日,30日および60日乾乳)と2つの泌乳初期飼料(糖原性および脂肪原性飼料)を備える3×2要因計画に,ホルスタイン乳牛を無作為に割り当てた。乳牛に分娩予定日の10日前から以降,糖原性または脂肪原性飼料を給餌した。糖原性濃厚飼料の主要成分はトウモロコシで,脂質原性濃厚飼料の主要成分は甜菜パルプ,パーム核および第一胃保護ヤシ油であった。分娩前第3週から分娩後第8週まで毎週,血液を採集し,分娩を0週として,-2,2および4週に肝臓試料を採集した。肝臓試料は,トリグリセリド濃度およびの12の候補遺伝子のmRNA発現を分析した。分娩前,0日乾乳期の乳牛は,30日または60日乾乳期の乳牛と比べ,血漿β-ヒドロキシ酪酸塩,尿素およびインスリン濃度が高かった。分娩後,0日乾乳期の乳牛は,30日または60日乾乳期の乳牛と比べ,肝臓トリグリセリド濃度および血漿非エステル化脂肪酸濃度が低く,血漿グルコース,インスリン様成長因子-1およびインスリン濃度が高く,肝臓のピルビン酸カルボキシラーゼのmRNA発現が低かった。血漿尿素およびβ-ヒドロキシ酪酸塩濃度は,脂肪原性飼料を給餌した乳牛で,糖原性飼料を給餌した乳牛よりも高かった。結論として,0日乾乳期の乳牛は,30または60日乾乳期の乳牛と比べて,血漿非エステル化脂肪酸濃度が低く,血漿グルコース,インスリン様成長因子-1およびインスリン濃度が高く,また,肝臓のピルビン酸カルボキシラーゼのmRNA発現が低いことによって示唆されるように,泌乳初期の代謝状態の改善を示した。さらに,乾乳期の長さとは無関係に,糖原性飼料は脂肪原性飼料と比べて代謝状態を改善した。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
牛  ,  濃厚飼料  ,  動物の代謝と栄養一般  ,  遺伝子発現 

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