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J-GLOBAL ID：201502264044183214   整理番号：15A0564570

ヨーロッパの冬コムギ品種における草丈の遺伝的調節

Genetic control of plant height in European winter wheat cultivars

著者 (3件)： WUERSCHUM Tobias (Univ. of Hohenheim, State Plant Breeding Inst., 70593, Stuttgart, DEU) ,  LANGER Simon M. (Univ. of Hohenheim, State Plant Breeding Inst., 70593, Stuttgart, DEU) ,  LONGIN C. Friedrich H. (Univ. of Hohenheim, State Plant Breeding Inst., 70593, Stuttgart, DEU)
資料名： Theoretical and Applied Genetics  (Theoretical and Applied Genetics)
巻： 128  号： 5  ページ： 865-874  発行年： 2015年05月 
JST資料番号： D0382B  ISSN： 0040-5752  CODEN： THAGA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 草丈は,作物の性能に影響しそれゆえ収量と品質に影響を与えるので,コムギ(Triticum aestivum L.)育種の重要な目標である。本研究の目的は,ヨーロッパの冬コムギ品種における草丈の遺伝的調節を評価することであった。ヨーロッパ全土からの410コムギ品種パネルの草丈を多くの地域の圃場試験で評価し,既知の地図位置を持つ23371マーカーを得るシークエンシングによる遺伝子型解析によるとともに,候補遺伝子座Rht-B1,Rht-D1,Rht8,Ppd-B1のコピー数変動とPpd-D1のために遺伝子型解析を行った。筆者らは,遺伝的変異のそれぞれ40.9%と15.5%を説明するRht-D1とRht-B1がこの品種コレクションにおいて草丈に最大の影響を及ぼすが,Ppd-D1とRht8がそれぞれ分散の3.0%と2.0%を示すことを見出した。マーカー-形質関連のゲノムワイドスキャンは,候補遺伝子座の影響を説明した後の遺伝的変異の11.0%と5.7%を説明する染色体6Aと5B上に位置するさらに2つの中間の効果を示すQTLを得た。それに加え,筆者らは草丈の遺伝構造に寄与する上位性のQTLとともにいくつかの小さな影響を持つQTLを同定した。さらに,筆者らの結果は,2つのRht-1半萎縮遺伝子がヨーロッパの冬コムギ品種における主な変異源であること,および他の小~中の影響を持つQTLと潜在的に上位性のQTLが草丈の精細な調整を可能にしていることを示す。Copyright 2015 Springer-Verlag Berlin Heidelberg Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *秋播コムギ ,  *高さ ,  品種差 ,  *遺伝的調節 ,  圃場試験 ,  遺伝学実験技術 ,  変異 ,  量的形質遺伝子座
準シソーラス用語： 遺伝子型解析 ,  遺伝的変異 ,  *草丈 ,  冬コムギ

分類 (2件)： 分子遺伝学一般  (EC02010J) ,  麦  (FC03033M)

タイトルに関連する用語 (5件)： ヨーロッパ ,  冬コムギ ,  品種 ,  草丈 ,  遺伝的調節