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J-GLOBAL ID：201502264073866371   整理番号：15A0722719

心血管疾患におけるNOD様受容体による創傷治癒の階層的調節

Hierarchical Regulation of Wound Healing by NOD-Like Receptors in Cardiovascular Disease

著者 (3件)： BRACEY Nathan A. (Univ. Calgary, Calgary, CAN) ,  DUFF Henry J. (Univ. Calgary, Calgary, CAN) ,  MURUVE Daniel A. (Univ. Calgary, Calgary, CAN)
資料名： Antioxidants & Redox Signaling  (Antioxidants & Redox Signaling)
巻： 22  号： 13  ページ： 1176-1187  発行年： 2015年05月01日 
JST資料番号： W2321A  ISSN： 1523-0864  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 慢性心血管疾患において生じた損傷は細胞内部,組織内部,および組織外部の各経路を介して炎症および創傷治癒を促進しながら進行し,創傷治癒において中心的な役割を果たすNOD様受容体(NLR)としてNLRA,NLRB,NLRC,NLRPが特定されている。これらはパターン認識受容体として機能し,炎症性サイトカイン産生,自然免疫応答に関与する。心血管疾患における3段階の創傷治癒機構は細胞内部では主にミトコンドリア内での損傷に応答した反応で,損傷関連分子パターン(DAMP)認識NLRがIL1βおよびROSの産生を介して核コード遺伝子の発現を調節し,組織内部では損傷応答心筋細胞のアポトーシスによって生じたDAMPが組織内の線維芽細胞のNLRに作用することで分化転換を誘導して線維化を促進し,組織外ではDAMPがマクロファージNLRに作用してIL-1βおよびIL-18産生を誘導してさらなる炎症を引き起こす。ヒト心血管疾患ではNLRP3を含む幾つかのNLRがバイオマーカーとなり,治療標的とされている。

シソーラス用語： *情報伝達受容体 ,  自然免疫 ,  タンパク質複合体 ,  *炎症性メディエーター ,  炎症性サイトカイン ,  心筋細胞 ,  アポトーシス ,  *創傷治癒 ,  線維芽細胞 ,  *心血管疾患 ,  細胞分化 ,  分子標的療法 ,  線維症 ,  病態生理 ,  バイオマーカー
準シソーラス用語： *NOD様受容体 ,  *インフラマソーム ,  *パターン認識受容体 ,  *心臓リモデリング

分類 (2件)： 循環系の基礎医学  (GJ01020K) ,  免疫反応一般  (ED03010T)

タイトルに関連する用語 (4件)： 心血管疾患 ,  NOD様受容体 ,  創傷治癒 ,  調節