文献

J-GLOBAL ID：201502264235332465   整理番号：15A0556183

土壌に及ぼす気候変化影響:加速した耐候性,土壌炭素と元素の循環

Climate-Change Effects on Soils: Accelerated Weathering, Soil Carbon, and Elemental Cycling

著者 (1件)： QAFOKU Nikolla P. (Geosciences Group, Earth Systems Sci. Div., Pacific Northwest National Lab., Richland, WA, USA)
資料名： Advances in Agronomy  (Advances in Agronomy)
巻： 131  ページ： 111-172  発行年： 2015年 
JST資料番号： W2368A  ISSN： 0065-2113  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 気候変化(すなわち,高い大気二酸化炭素(CO₂)濃度(≧400ppm),気温上昇(2~4°Cか以上),毎日,季節的および年間温度における顕著や急激な変化,湿潤/乾燥周期における変化,集中降雨や猛烈な嵐,渇水の期間延長,極端な霜,熱波と増加した火災頻度)は,土壌特性と肥沃性,水資源,食品量と質および環境品質に著しく影響する。大気CO₂を消費して,CO₂に再加工されるか,土壌中に保存される有機炭素(C)をつくる生物的過程は,気候変化の影響の上で大きな関心がある活発な最新の研究の主題である。加えて,非生物的なC循環と土壌における無機Cプールに及ぼすその影響が基本的な全体的過程である。そこにおいて,酸性大気CO₂は炭酸塩とケイ酸塩無機質の風化作用に関与する。そして,最終的に,土壌中に炭酸塩の形で沈殿するか,河川,湖沼と海洋に移動する炭酸水素塩とCa²⁺または他のカチオンを供給する。気候変化への土壌反応は複雑であり,多くの不確実性と未解決の問題がある。本レビューの目的は,無機質の加速した耐候性と土壌内外の結果として生じるCと元素フラックス,土壌のC分離を増加するために用いる土壌/ジオ工学方法,土壌有機物(SOM)保護,転換と無機化およびSOM温度感受性のような土壌に及ぼす気候変化影響のいくつかの重要で難しい状況について,考察を開始しさらに刺激することであった。本レビューは最近の発見を報告して,土壌に及ぼす気候変化の影響を理解するため必要な主要研究必要性を同定した。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： 気候変動 ,  土壌有機物 ,  *土壌 ,  無機化 ,  *炭素循環 ,  肥沃度 ,  水資源 ,  食品 ,  品質 ,  有機炭素 ,  炭素 ,  耐候性 ,  *土壌炭素
準シソーラス用語： *気候変化 ,  肥沃性 ,  環境品質 ,  無機炭素

分類 (3件)： 土壌学一般  (FB04010V) ,  土壌物理  (FB04030R) ,  土壌化学  (FB04040C)

タイトルに関連する用語 (7件)： 土壌 ,  気候変化 ,  加速 ,  耐候性 ,  土壌炭素 ,  元素 ,  循環