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J-GLOBAL ID：201502264648676529   整理番号：15A0241017

水浄化を支えるセラミックス技術 多孔質セラミックスを用いた廃水中医薬品類の電解処理

著者 (3件)： 谷口省吾 (Osaka Sangyo Univ.) ,  山田修 (Osaka Sangyo Univ.) ,  尾崎博明 (Osaka Sangyo Univ.)
資料名： セラミックス  (Bulletin of the Ceramic Society of Japan)
巻： 50  号： 2  ページ： 104-108  発行年： 2015年02月01日 
JST資料番号： S0291A  ISSN： 0009-031X  CODEN： SERAA7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,水環境の中にいわゆる有機汚染物質とは物理化学的性質を異にする人畜用の医薬品が検出されており,新たな問題としてクローズアップされている。これらの医薬品はダイオキシン類に比べるとはるかに親水性であり,医薬品であるがゆえに難分解性でもある。これに対して,膜分離および化学酸化で有害物質を除去する考え方もあるが,いまだに問題が解決されていない。そこで,この研究では透水性,吸着性および電気伝導性を兼ね備えた多孔質セラミックスを電極として,一つの槽で効率よく電気分解・除去する方法を考えた。セラミックス電極の特性,実験した10種類の医薬品,電解法,除去効果について説明をした。解熱剤に使うインドメタシンなど電解処理に適さない医薬品もあるが,まだ研究開発の余地は十分にある。

シソーラス用語： 浄水 ,  *廃水処理 ,  セラミック ,  多孔質体 ,  細孔構造 ,  薬物 ,  親水性 ,  有機化合物 ,  *電解 ,  電極材料 ,  解熱鎮痛薬 ,  抗生物質 ,  炭化ケイ素 ,  イリジウム ,  比率 ,  塩素 ,  窒素複素環化合物 ,  芳香族カルボン酸 ,  芳香族塩素化合物 ,  カルボアミド ,  フェノールエーテル ,  芳香族縮合化合物 ,  吸着率 ,  *多孔質セラミックス ,  難分解性物質 ,  遊離残留塩素 ,  神経系作用薬 ,  中枢神経系作用薬 ,  中枢抑制薬 ,  抗細菌薬 ,  抗微生物薬 ,  酵素阻害剤
準シソーラス用語： *医薬品 ,  除去率 ,  水浄化 ,  遊離塩素

分類 (3件)： セラミック・陶磁器の製造  (YC03020V) ,  セラミック・磁器の性質  (YC03030G) ,  その他の汚染原因物質  (SB05040W)

物質索引 (1件)： インドメタシン

引用文献 (9件)：

• 浦瀬太郎,水環境学会誌,29,191-195(2006).
• 金允淑,尾崎博明,浅田英幸,池嶋規人,松井三郎,"第40回日本水環境学会年会講演集"(2006)p.355.
• 金一昊,田中宏明,山下尚之,小林義和,奥田 隆,岩崎達行,吉野 潔,田久保 剛,環境工学研究論文集,43,47-56(2006).
• 山田 修,月間エコインダストリー,7,13-22(2002).
• 廣瀬 潤,近藤文剛,広 直樹,中野隆史,小林豊英,佐野浩一,"第38回日本水環境学会講演集"(2004)p.521.

タイトルに関連する用語 (6件)： 水浄化 ,  セラミックス ,  多孔質セラミックス ,  廃水 ,  医薬品 ,  電解処理