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J-GLOBAL ID：201502264799762982   整理番号：15A0362381

めっき排水からの有価金属回収

著者 (1件)： 古賀弘毅 (福岡県工技セ 機械電子研)
資料名： 表面技術  (Journal of the Surface Finishing Society of Japan)
巻： 66  号： 3  ページ： 76-80  発行年： 2015年03月01日 
JST資料番号： G0441B  ISSN： 0915-1869  CODEN： HYGIEX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： めっき排水に由来する産業廃棄物(めっきスラッジ)は多くの有用な金属を含んでいる。一般にめっき液の持ち出しによる損失は,投入原料の約三割などと言われる。そのため,これらのリサイクルについて,これまで多くの検討・取り組みが行われてきた。めっきスラッジを有価物とする方策として,a)金属精錬の原料とするもの,b)めっきスラッジの特徴を活かして新たな製品の原料とするものが提案されている。a)は,排水の分別などにより他の金属の混入を防ぎ中和沈澱法または硫化物法により単独金属のスラッジを製錬材料として活用するもので,ニッケル,亜鉛,スズなどで成功例がある。b)の例は,めっきスラッジに鉄やカルシウムを添加しフェライト粉末を生成するもの等がある。本稿では,めっき現場で取り組み可能な方法として取り組んできた,電気めっき排水の分別と中和沈澱処理を活用しためっき排水からの有価金属の回収の試みを紹介する。1)亜鉛めっき排水からの亜鉛リサイクル,2)スズめっき排水からのスズリサイクル,3)ニッケルめっき排水からのニッケルリサイクル。

シソーラス用語： *めっき ,  めっき液 ,  *廃水処理 ,  *リサイクル ,  資源回収 ,  有用物質回収 ,  スラッジ処理 ,  スラッジ廃棄物 ,  電気めっき ,  分離 ,  中性化 ,  沈降分離 ,  亜鉛めっき ,  スズめっき ,  ニッケルめっき ,  亜鉛 ,  スズ ,  ニッケル ,  汚泥廃棄物 ,  汚泥処理
準シソーラス用語： 金属資源 ,  化学分別 ,  中和 ,  沈殿法

分類 (2件)： 電気めっき  (WC08023B) ,  廃棄物処理  (WA01085U)

引用文献 (26件)：

• 1)九州経済産業局 ; めっきスラッジのリサイクルに伴うモデル循環システムの調査研究(2005).
• 2)三井金属鉱業 ; 亜鉛建値 月間・年間平均推移(1989年~)(2015).
• 3)小坂幸夫 ; めっき工場の排水処理技術, p.25(海文堂出版, 1988).
• 4)古賀弘毅 ; 福岡県工業技術センター研究報告, No.17, p.58(2007).
• 5)経済産業省 ; めっきスラッジのリサイクルに関する実態調査(2004).

タイトルに関連する用語 (2件)： めっき排水 ,  金属回収