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J-GLOBAL ID:201502264960501205   整理番号:15A0573071

国有林の公益的機能と公共性の現代的意味

The Public Function and the Modern Meaning of Publicness of Japan’s National Forest
著者 (1件):
資料名:
巻: 61  号:ページ: 27-38  発行年: 2015年03月01日 
JST資料番号: L7477A  ISSN: 0285-1598  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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本論では,現代のわが国の国有林をめぐる「公共性」の意味の転換と,それに伴う「公共圏」整備の必要性について,公益的機能の発揮という観点から検討を行った。国有林の公共性には異なる側面があり,それは時代とともに大きく変化してきた。1970年代以前の国有林では,木材生産を中心とした国家経済の基盤増強が期待され,そこでは国家に帰属するものとしての国家的公共性が重視されていた。しかし,公益的機能の発揮といった市民・国民の多様なニーズの反映が次第に求められるようになった結果,現在では市民的公共性が重視されるようになってきている。そうした公共性の転換の中で,市民参加や市民と行政との協働による国有林管理の取り組みが始まってきているが,市民的公共性を具現化するためには,すべての市民に対して開かれた場としての公共圏の整備が不可欠である。そのためには,市民と行政の協働によるより良いガバナンスをどう実現するかが,これからの国有林には問われている。(著者抄録)
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分類 (2件):
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森林経営・経理  ,  環境問題 
引用文献 (39件):
  • 神沼公三郎,飯田繁,大浦由美「国有林野論」林業経済学会編『林業経済研究の論点-沼公年の歩みから-』日本林業調査会,2006年,205~232頁。
  • 林野庁『平成25年度森林・林業白書』 http://www.rinya.maff.go.jp/j/kikaku/hakusyo/25hakusyo/index.html(2014年8月26日参照)。
  • 齋藤純一『公共性』岩波書店,2000年,「はじめに」参照。
  • 泉留維,三俣学,室田武,和田喜彦『環境と公害-経済至上主義から命を育む経済へ-』日本評論社,2007年,204頁。
  • 宇沢弘文,茂木愛一郎編『社会的共通資本-コモンズと都市-』東京大学出版会,1994年。
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