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J-GLOBAL ID:201502265404038594   整理番号:15A0598590

ビタミンD状態は,体脂肪率に応じた肥満における骨格筋量の決定因子である

Vitamin D status is a determinant of skeletal muscle mass in obesity according to body fat percentage
著者 (8件):
資料名:
巻: 31  号:ページ: 801-806  発行年: 2015年06月 
JST資料番号: T0836A  ISSN: 0899-9007  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ビタミンD欠乏症は今や,新たに生起する問題として世界的に認識されている。肥満は,様々なメカニズムに起因する血清25-ヒドロキシビタミンD[25(OH)D]濃度の低下と関連することがわかっている。ビタミンDの骨外健康の利点を示す証拠が増えている。以前の研究は,ビタミンDと肥満との関係を証明した。しかしながら,ビタミンD状態と骨格筋量との間の関連は,熱帯諸国の健康な肥満者においては確立されていない。本横断的研究の目的は,赤道付近に位置するタイに住む糖尿病でない健康な肥満者におけるビタミンD状態,ならびに,それと血清25(OH)D濃度および身体組成[骨格筋量(SMM)および脂肪蓄積など]との関係を評価することであった。著者らは,タイのバンコクにあるマヒドン大学ラマティボディ病院の肥満治療クリニックからタイ人肥満者163人(女性59.5%)を登録した。ビタミンD欠乏症(<20mg/mL)およびビタミンD不足症(<30ng/mL)の有病率はそれぞれ,49人(30.1%)および148人(90.8%)であった。全体で,BMIが>35kg/m<sup>2</sup>の患者の98%はビタミンD不足症であった。血清25(OH)D濃度は,体脂肪率(%BF)と負に関連した(r=-0.23;P=0.003)。さらに,ビタミンD状態はSMMと正に関連し(r=0.18;P=0.03),その関連は体脂肪量および年齢について調整した後も残存した(P=0.003)。興味深いことに,最低三分位の%BFの患者において,重回帰分析により,有意な%SMMの正の予測因子はビタミンD状態および男性であることが明らかになった;年齢および運動持続時間について調整した後,負の予測因子はBMIであった。結論として,著者らの研究は,糖尿病でない肥満のタイ人集団においてビタミンD欠乏症の有病率が高いことを証明した。ビタミンD状態は,最低三分位の%BFの患者の%SMMの独立予測因子であった。著者らは,脂肪蓄積はビタミンDとSMMの関係において役割を果たす可能性があると推測した。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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ビタミンD  ,  代謝異常・栄養性疾患一般 
タイトルに関連する用語 (5件):
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