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J-GLOBAL ID：201502265502065699   整理番号：15A0357902

ペプチド内での電子移動 銀ナノ粒子の形成

Electron Transfer in Peptides: On the Formation of Silver Nanoparticles

著者 (8件)： KRACHT Sonja (Dep. of Chemistry, Univ. of Fribourg, Chemin du Musee 9, 1700 Fribourg (Switzerland)) ,  MESSERER Matthias ,  LANG Matthieu ,  ECKHARDT Sonja ,  LAUZ Miriam ,  GROBETY Bernard ,  FROMM Katharina M. ,  GIESE Bernd
資料名： Angewandte Chemie. International Edition  (Angewandte Chemie. International Edition)
巻： 54  号： 10  ページ： 2912-2916  発行年： 2015年03月02日 
JST資料番号： H0127B  ISSN： 1433-7851  CODEN： ACIEAY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： いくつかの微生物は,電子移動(ET)の媒質としてペプチド凝集体を用い,金属イオンを還元して金属ナノ粒子にすることにより嫌気性鉱物呼吸を行う。ここではモデルペプチドと金属としては銀とによってこの反応タイプを研究した。驚くべきことに,Ag⁺結合アミノ酸としてのヒスチジンと光誘起電子ドナーとしてのチロシンを有するペプチドが結合したAg⁺イオンは,ペプチドがAg原子の凝集によりAgナノ粒子(AgNP)をつくることを阻害されるので,ET条件下でAgNPに還元できない。ペプチドマトリックス中でAgCl微細結晶を生じる,塩化物イオンの存在下でのみ,AgNPの合成が起こる。この反応は15nmのAgNPへ開裂される100nmAg@AgCl/ペプチドナノ複合材料の生成で開始する。大きいナノ粒子から小さいものへのこの明確な変換は通常認められるOstwald成長過程とは対照的であり,等吸収点を示す時間分解UV/Visスペクトルを検討することによって詳細に追跡できる。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *銀 ,  *ナノ粒子 ,  *電子移動 ,  *ペプチド ,  微生物 ,  凝集体 ,  分子集合体 ,  金属イオン ,  銀化合物 ,  還元 ,  嫌気性 ,  呼吸 ,  アミノ酸 ,  第一アミン ,  窒素複素環化合物 ,  ドナー ,  フェノール類 ,  凝集 ,  塩化銀 ,  微結晶 ,  アニオン ,  ナノ複合材料 ,  Ostwald成長 ,  時間分解分光法 ,  紫外可視吸収スペクトル ,  透過型電子顕微鏡 ,  X線回折 ,  構造 ,  コアシェル構造
準シソーラス用語： 塩化物イオン ,  銀イオン ,  *銀ナノ粒子 ,  嫌気呼吸 ,  光誘起電子移動 ,  電子ドナー ,  微細結晶 ,  分子凝集体 ,  *粒子形成

分類 (2件)： 無機化合物一般及び元素  (CD01010D) ,  ペプチド  (CF10080G)

物質索引 (2件)： チロシン ,  ヒスチジン

タイトルに関連する用語 (3件)： ペプチド ,  電子移動 ,  銀ナノ粒子