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J-GLOBAL ID:201502265764933403   整理番号:15A0337242

Rhoキナーゼはp38MAPキナーゼと無関係にトロンボキサンA2により誘導されるヒト血小板の活性化を調節する

Rho-kinase regulates human platelet activation induced by thromboxane A2 independently of p38 MAP kinase
著者 (18件):
資料名:
巻: 94  ページ: 73-81  発行年: 2015年03月 
JST資料番号: C0739A  ISSN: 0952-3278  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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以前,GPIb/IX/V活性化剤であるリストセチンがヒト血小板中のトロンボキサンA2産生を介して,可溶性CD40リガンド(sCD40L)の放出を誘導することを実証した。トロンボキサンA2は,ヒト血小板におけるRhoキナーゼの活性化,Rhoの下流エフェクターを誘導することが示されている。本研究では,トロンボキサンA2誘発性血小板活性化におけるRhoキナーゼの正確な役割を検討した。トロンボキサン受容体(TP)アゴニストであるU46619は,Rhoキナーゼシグナル伝達のターゲットであるコフィリンのリン酸化を誘導し,U46619によるコフィリンのリン酸化はRhoキナーゼの特異的阻害剤,Y27632またはファスジルによって抑制されたことがわかった。Y27632とファスジルが,U46619による大きな血小板凝集体形成を著しく減少させた。sCD40Lの放出とU46619により刺激された血小板由来増殖因子(PDGF)-ABの分泌は,Y27632およびファスジルによって阻害された。p38マイトジェン活性化蛋白質(MAP)キナーゼの特異的阻害剤SB203580は,sCD40Lの放出およびPDGF-ABの分泌を減少させた。Y27632とファスジルはp38 MAPキナーゼのリン酸化に影響を与えることができなかったのに対し,SB203580はU46619により誘発されるコフィリンのリン酸化にほとんど影響を及ぼさなかった。結論として,この結果はRhoキナーゼがp38MAPキナーゼとは無関係に,トロンボキサンA2誘導ヒト血小板の活性化を調節することを強く示唆している。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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線維素溶解・血液凝固  ,  細胞生理一般 
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