抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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エアコンやハイブリッド自動車(HEV)等の用途では,高効率の永久磁石モータ(PMモータ)が多用されている。PMモータは,ロータの磁石の構造により表面磁石型(SPMSM)と埋込磁石型(IPMSM)に分類される。SPMSMについては,広い運転領域をとれないこと,表面磁石の飛散防止対策による効率悪化等が問題視されていた。このようなSPMSMの欠点を解消したのがIPMSMであり,広い速度制御範囲,定出力範囲を有し,HEVやEVの主機用モータとして使用されている。PMモータに関連して,原料となるネオジムの供給問題の存在,モータを支える生産・材料技術の開発状況等に触れる。可変速用途としてPMモータの利用が進んでいるが,産業用モータとしては今なお誘導モータの利用が圧倒的であり,地球温暖化対策のための誘導モータの高効率化が国際的な急務となっている。