文献

J-GLOBAL ID：201502266115146032   整理番号：15A0358788

立体偏心を有する2層1軸偏心木質架構の捩れ応答に関する実験研究

EXPERIMENTAL STUDY ON TWO STORY TIMBER HOUSE WITH 3D ECCENTRICITY

著者 (4件)： 鈴木賢人 (東京工大 大学院) ,  鈴木賢人 (日本学術振興会) ,  坂田弘安 (東京工大 大学院理工学研究科) ,  山崎義弘 (東京工大 大学院理工学研究科)
資料名： 日本建築学会構造系論文集  (Journal of Structural and Construction Engineering (Transactions of AIJ))
号： 709  ページ： 457-467  発行年： 2015年03月30日 
JST資料番号： F0393B  ISSN： 1340-4202  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 立体偏心を有する2層1軸偏心木質架構の振動台実験を行い,上下層の相互作用が架構の捩れ応答や各構面の応力分布・外力分布,動的特性に及ぼす影響を弾塑性範囲において調べた。偏心の有無により,各層重心位置の応答変位が変化することを確認した。1,2層のうち一方が偏心している場合,無偏心試験体に対し,同程度または30%程度変位が抑制され,両方とも偏心している場合は20~100%程度変位が増大する。捩れ応答は,1層が2層に与える影響が大きく,1層が偏心し2層が無偏心の場合,2層の捩れ応答率は1層の値に対し最大で45%程度となる。その他の場合の捩れ応答のほか,応答加速度,応力集中率,固有周期,固有モード形状,上下層の相互作用が固有モード形状に与える影響に関する知見を得た。

シソーラス用語： *木構造 ,  偏心 ,  ねじり ,  *振動応答 ,  振動台試験 ,  動的相互作用 ,  応力分布 ,  荷重分布 ,  動特性 ,  変位 ,  加速度 ,  応力集中 ,  固有周期 ,  固有モード ,  応答加速度 ,  応答変位
準シソーラス用語： 2層1軸偏心 ,  2層木質架構 ,  外力分布 ,  立体偏心 ,  *捩れ応答

分類 (2件)： 建築物の耐震,免震,制震,防振  (RB01035P) ,  木構造  (RA04020P)

引用文献 (20件)：

• 1) 坂本功,鹿島出版会:阪神大震災に見る木造住宅と地震,1997.4
• 2) 日本建築学会,丸善:阪神・淡路大震災調査報告 建築編-4,1998.3
• 3) 阿川将樹他4名:偏心を有する木質面材耐力壁構造の動的性状に関する実験的研究,日本建築学会構造系論文集,第558号,pp.157-164,2002.8
• 4) 腰原幹雄他4名:偏心を有する木質面材耐力壁構造の静的挙動に関する実験的研究,日本建築学会構造系論文集,第558号,pp.165-171,2002.8
• 5) 山崎義弘他3名:剛性偏心した木質立体架構の粘弾性ダンパーによる捩れ応答制御,日本建築学会構造系論文集,第655号,pp.1691-1700,2010.9

タイトルに関連する用語 (10件)： 立体 ,  偏心 ,  2層 ,  1軸 ,  木質 ,  架構 ,  捩れ ,  応答 ,  実験 ,  研究