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J-GLOBAL ID:201502266127585430   整理番号:15A0646712

DNA二重鎖スキャフォールド内での多様なスチルベン誘導体類の[2+2]光二量化反応の効率

Efficiency of [2 + 2] photodimerization of various stilbene derivatives within the DNA duplex scaffold
著者 (3件):
資料名:
巻: 13  号: 15  ページ: 4430-4437  発行年: 2015年04月21日 
JST資料番号: A0499C  ISSN: 1477-0520  CODEN: OBCRAK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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DNA二重鎖をスキャフォールドとして用いて,スチルベン誘導体間での[2+2]光二量化反応の固有の反応性を評価した。二重鎖により基質類がプレ-オーガナイズされることで,会合段階の必要性が無くなる。まず,無修飾のスチルベン類を,相補DNA鎖の塩基対合位置に導入した。次に,この二重鎖に,340nmの紫外線を照射した。HPLC分析より,[2+2]光二量化反応が急速に進行し,副反応は伴わないことがわかった。以上より,DNA二重鎖は,スチルベン類の[2+2]光ダイマー化に理想的な足場として使用可能であることが確認された。次に,著者らは,さまざまなスチルベン誘導体類を対象に,そのホモ光ダイマー化能力を調べた。p-シアノスチルベン,p-メチルスチルバゾリウム,および,p-スチルバゾールのホモ-光二量化反応は効率的に進行したが,p-ジメチルアミノスチルベンおよびp-ニトロスチルベンのホモ-光二量化反応は,全く進行しなかった。この理由としては,おそらく,ジメチルアミノ基とニトロ基による反応停止が挙げられる。時間依存密度汎関数法計算より,励起エネルギーは量子収量と相関していることがわかった。著者らは,さらに,ヘテロ-光二量化反応を調査した。これらの反応は,異なるスチルベン誘導体を結合させた,2つの相補的オリゴデオキシリボヌクレオチド類を使用することで可能になった。ヘテロ-光二量化反応の反応性は,誘導体類の組合せに,大きく依存することがわかった。高い相関性が,量子収量と,反応誘導体間のHOMOおよびLUMOのエネルギーギャップとの間に観察された。ホモ-光二量化反応で無反応性だったニトロスチルベンは,予想外に,p-メチルスチルバゾリウムやp-スチルバゾールと交差反応したが,これらはいずれも,ニトロスチルベンとHOMOまたはLUMOが近接していた。スチルベン誘導体類のホモ-およびヘテロ-光二量化反応の固有の反応性の評価が,反応の足場としてDNAを用いることで可能となった。Copyright 2015 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (4件):
分類
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光化学反応,ラジカル反応  ,  芳香族単環炭化水素  ,  ヌクレオシド,ヌクレオチド  ,  計算理論 
タイトルに関連する用語 (5件):
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