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J-GLOBAL ID：201502266163009969   整理番号：15A0536244

インパルス性過渡電磁界の時間領域における測定技術

著者 (1件)： 石上忍 (情報通信研究機構 電磁波計測研)
資料名： 静電気学会誌  (Journal of the Institute of Electrostatics Japan)
巻： 39  号： 2  ページ： 65-70  発行年： 2015年03月31日 
JST資料番号： S0175A  ISSN： 0386-2550  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,コンピュータの低電力化,処理速度の高速化が進んでおり,機器の電磁雑音に対するイミュニティは低下する傾向にある。このため静電気放電をはじめとする過渡電磁界のEMC問題について,これまで様々な研究が行われてきており,この問題に対する関心は深い。本稿では,これら電子機器のイミュニティ向上のために必要な,ESDをはじめとする広い周波数帯域をもつインパルス性過渡電磁界波形の測定方法及び波形再生技術について概説する。受信アンテナの特性として,過渡電磁界測定に適した複素アンテナ係数及びその測定について述べ,オシロスコープを含む波形観測装置で取得された波形から電磁界波形を再生する方法及び,実際のデータ処理の方法を示す。さらに,ESDによる電界波形の再生例,および波形再生技術の応用例について紹介する。

シソーラス用語： *電子装置 ,  *雑音安定度 ,  *インパルス雑音 ,  *放電 ,  *静電気 ,  *波形測定 ,  電磁場解析 ,  過渡解析 ,  *再生 ,  受信アンテナ ,  *アンテナ測定 ,  オシロスコープ ,  広帯域 ,  通信方式 ,  無線伝送 ,  モノポールアンテナ ,  測定データ ,  誤動作 ,  雑音
準シソーラス用語： 雑音イミュニティ ,  ESD【放電】 ,  波形再生 ,  IR-UWB ,  電磁雑音

分類 (3件)： アンテナ  (ND06000M) ,  通信測定一般  (ND03000R) ,  静電機器  (NB10020R)

引用文献 (11件)：

• M. Honda: Indirect ESD measurement using a short monopole antenna, 1990 IEEE Int. Symp. on EMC (1990-8) 641-645
• D. Pommerenke: ESD transient fields, arc simulation and rise time limit. Journal of Electrostatics 36 (1995) 31-54
• P. F. Wilson and M. T. Ma: Field radiated by electrostatic discharges. IEEE Trans. on EMC, EMC-33 [1] (1991) 10-18
• 例えば,川又憲,嶺岸茂樹,芳賀昭,藤原修:1kV以下のマイクロギャップ放電に伴う放射電磁波強度の一測定.電子情報通信学会論文誌,J90-B [11] (2007) 1143-1148
• 例えば, O. Fujiwara, R. Matsuda, S. Ishigami and Y. Yamanaka: Realistic FDTD Modeling of Contact Discharge with ESD-Gun for Electrostatic Discharge Testing. IEEJ Trans, A, 125 [1] (2005) 45-50

タイトルに関連する用語 (2件)： 電磁界 ,  時間領域