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J-GLOBAL ID：201502266312155450   整理番号：15A0286956

オートクレーブ処理した織物中の絹フィブロイン分子の特性と蛋白質構造の変化

Changes in the properties and protein structure of silk fibroin molecules in autoclaved fabrics

著者 (5件)： HASHIMOTO Tomoko (Dep. of Clothing Environmental Sci., Fac. of Human Life and Environmental Sciences, Nara Women’s Univ. ...) ,  TANIGUCHI Yuki (Dep. of Clothing Environmental Sci., Fac. of Human Life and Environmental Sciences, Nara Women’s Univ. ...) ,  KAMEDA Tsunenori (Silk Materials Res. Unit, National Inst. of Agrobiological Sciences, 1-2 Owashi, Tsukuba, Ibaraki 3058634, JPN) ,  TAMADA Yasushi (Div. of Applied Biology, Fac. of Textile Sci. and Technol., Shinshu Univ., 3-15-1, Tokida, Ueda, Nagano 3868567, JPN) ,  KUROSU Hiromichi (Dep. of Clothing Environmental Sci., Fac. of Human Life and Environmental Sciences, Nara Women’s Univ. ...)
資料名： Polymer Degradation and Stability  (Polymer Degradation and Stability)
巻： 112  ページ： 20-26  発行年： 2015年02月 
JST資料番号： E0404B  ISSN： 0141-3910  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 絹フィブロイン織物(SFF)の特性に及ぼすオートクレーブ処理の影響を調べた。HPLC結果は,SFF中のフィブロイン分子の分子量が,処理温度と時間に連れて低下し,SFF中のフィブロイン分子が熱分解していることを示唆した。更に,示差走査熱量測定は,処理温度と時間に連れて,吸熱ピークが高温側にシフトし,SFF中のフィブロイン分子はオートクレーブ処理により,熱安定性が向上したことを示した。その上,炭素13CP-MASNMRは,βシートとランダムコイルのピーク強度比が,オートクレーブ処理中変動したことを示した。NMR結果はまた,ある処理条件下では,オートクレーブ処理SFF中に,未知の構造の存在を示した。オートクレーブ処理SFFの分子量と熱分解温度の変化は,NMRに現れた構造変化の所為と推定した。以上から,オートクレーブ処理は,水と熱以外の添加剤無しに,高βシート含量のSFFの二次構造と特性を変性するための,有力な技術である。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： CP-MASNMR ,  β構造 ,  *オートクレーブ ,  熱処理 ,  フィブロイン ,  *絹織物 ,  温度依存性 ,  時間依存性 ,  熱分解 ,  熱安定性 ,  変化 ,  タンパク質 ,  二次構造 ,  *布仕上 ,  分子量 ,  *絹フィブロイン ,  構造変化 ,  *水熱処理 ,  タンパク質二次構造 ,  動物タンパク質
準シソーラス用語： βシート構造

分類 (2件)： 蛋白質・ペプチド一般  (EB03010N) ,  仕上げ  (YM06030F)

タイトルに関連する用語 (5件)： オートクレーブ処理 ,  織物 ,  絹フィブロイン ,  分子 ,  蛋白質構造