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J-GLOBAL ID：201502266601566132   整理番号：15A0527286

移動する仮想音源の周波数特性と音圧の時間変動が定位に与える影響についての調査

著者 (3件)： 滝野ますみ (東京芸術大) ,  亀川徹 (東京芸術大) ,  丸井淳史 (東京芸術大)
資料名： 音楽音響研究会資料
巻： 33  号： 7  ページ： 17-22  発行年： 2015年 
JST資料番号： L4628A  ISSN： 0912-7283  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 映画の音響や音楽ミキシングにおいて音像を移動させることがあるが,移動音の定位はその音源によって知覚されにくいものもあり,制作者の意図したパンニング(音像の定位を移動させる表現)を上手く表現することは課題の一つである。本実験では移動する音像定位について,音源の周波数特性の影響を調査するため,ホワイトノイズにローパスフィルタとハイパスフィルタをかけた刺激を用いた。ハイパスフィルタをかけた場合は定位のばらつきは見られなかったが,ローパスフィルタが500Hz以下の音源では,安定した定位を得ることができず,音源が移動していることを知覚できない場合が生じた。このような安定した定位を得ることが難しい周波数特性の音源に振幅変調を加えることで,移動の評価の被験者間のばらつきが減少し安定した定位感を得られるようになった。(著者抄録)

シソーラス用語： *音像定位 ,  音源 ,  音圧 ,  経時変化 ,  周波数特性 ,  ミキシング【音響】
準シソーラス用語： *移動音源 ,  *時間変動

分類 (1件)： 音波伝搬  (BB03030G)

引用文献 (13件)：

• 大森大輔.平原達也.高域及び低域通貨雑音による水平面音像定位.日本音響学会誌.(2012).
• Erno H. A. Langendijk and Adelbert W. Bronkhorst. Contribution of spectral cues to human sound localization, Univ. of Sydney , Australia , (2002).
• 森周司,香田徹,日本音響学会編.聴覚モデル.コロナ社,東京都.(2011).
• 木村郁一郎.移動音の知覚における呈示信号の影響.日本音響学会聴覚研究会資料(1993).
• 佐多正至,木村真弘,由田幸一,高橋誠.移動音像呈示時の音像定位に関する基礎的研究.北海道大学大学院工学研究科.(2000).

タイトルに関連する用語 (6件)： 仮想音源 ,  周波数特性 ,  音圧 ,  時間変動 ,  定位 ,  調査