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J-GLOBAL ID：201502266662431833   整理番号：15A0536629

北海道手稲鉱山産Te,Bi,As鉱物

Te, Bi and As minerals from Teine Mine, Hokkaido, Japan

著者 (5件)： 島倉広至 (住友金属鉱山) ,  三浦貴生 (石油天然ガス・金属鉱物資源機構) ,  浜根大輔 (東大 物性研) ,  松枝大治 (北大 総合博物館) ,  三浦裕行 (北大)
資料名： 北海道大学地球物理学研究報告  (Geophysical Bulletin of Hokkaido University)
号： 78  ページ： 19-35  発行年： 2015年03月19日 
JST資料番号： F0069A  ISSN： 0439-3503  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 札幌西部に位置する手稲鉱山は浅熱水性金銀銅鉱床で,5km²に大小30以上の鉱脈が分布している。これら鉱脈は3つの鉱脈群に大別されるが,鉱脈毎に鉱物の共生関係にはかなりの相違が認められる。嫁行期間が短かったこともあって,鉱物学的研究は十分ではなく,多様な鉱物の産状の記載が尽くされていない。本研究では,北海道総合博物館に保存されている鉱石標本を主体に,光学顕微鏡,走査型電子顕微鏡,波長分散型X線,X線回折で分析し,これまでに記載されていた53鉱物に加えて,新たに16種の鉱物を記載することができた。特に,Cupropavonite(カポロパポン鉱),Hodrushite(ホドルス鉱),Koritnigite(コリトニグ石),Krautite(クラウト鉱)及びPoubaite(ポウバ鉱)は日本で最初の報告である。テルル鉱石の希産鉱物が銅鉱石とテルル鉱液との接触によって形成されていることから,鉱化作用の繰り返しが多様な鉱石や希産鉱物をもたらした原因と考えられる。

シソーラス用語： *北海道 ,  金属鉱山 ,  *熱水鉱床 ,  鉱物共生関係 ,  鉱物記載 ,  鉱物分析 ,  鉱化作用 ,  X線回折 ,  テルル化合物 ,  ビスマス化合物 ,  ヒ素化合物 ,  硫化鉱物 ,  元素鉱物
準シソーラス用語： *浅熱水性鉱床 ,  goldfieldite ,  clausthalite ,  輝蒼鉛鉱 ,  cupropavonite ,  hodrushite ,  tetradymite

分類 (1件)： 硫化鉱物  (DE08040L)

タイトルに関連する用語 (5件)： 北海道 ,  鉱山 ,  Te ,  Bi ,  鉱物