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J-GLOBAL ID：201502266731560098   整理番号：15A0469117

液中に侵入する固体球後方に形成される残留気泡体積

著者 (5件)： 加藤健司 (大阪市大 大学院工学研究科) ,  南亮輔 (大阪市大 大学院工学研究科) ,  脇本辰郎 (大阪市大 大学院工学研究科) ,  植田芳昭 (摂南大 工) ,  井口学 (大阪電通大 工)
資料名： 混相流  (Japanese Journal of Multiphase Flow)
巻： 28/29  号： 5/1  ページ： 547-553  発行年： 2015年03月15日 
JST資料番号： L2494A  ISSN： 0914-2843  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鉄鋼製錬プロセスで,銑鉄中の硫黄分除去のために,不活性ガスと共に脱流剤(CaOなど)を投入する,インジェクション法が実施される。CaOは銑鉄との濡れ性が悪く,球状粒子が液面中に侵入する過程の最後に,粒子上部に形成されたキャビティの一部が付着し,残留気泡となって悪影響を残す。本研究では,動粘性係数が,銑鉄とほぼ等しい水をモデルにして,ポリプロピレン粒子を水中に沈降させたときの,キャビティ形成機構を実験的および理論的に調査した。残留気泡モデリング,メニスカス,球の臨界深さについて,エネルギー最小原理を用いて,気泡体積を求めた。その結果,メニスカスが不安定になる臨界深さがあることを確認した。二種類の撥水剤を塗布し,前進接触角115°,162°について,球半径0.5~6.5mmに対して,球半径4mm以下で,Laplace式を用いた理論モデルと実験がほぼ一致することを示した。

シソーラス用語： 冶金脱硫 ,  *気泡 ,  濡れ ,  接触角 ,  空洞 ,  混相流

分類 (1件)： 膜流,液滴,気泡,キャビテーション  (BC02070U)

タイトルに関連する用語 (6件)： 液中 ,  侵入 ,  固体 ,  残留 ,  気泡 ,  体積