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J-GLOBAL ID：201502266810771312   整理番号：15A0603881

鋼床版デッキとUリブ溶接部の疲労損傷に対する供用下溶接補修工法に関する検討

著者 (3件)： 川上順子 (阪神高速道路) ,  高田佳彦 (阪神高速道路) ,  坂野昌弘 (関西大 環境都市工)
資料名： 鋼構造論文集  (Steel Construction Engineering)
巻： 22  号： 85  ページ： 85-100  発行年： 2015年03月25日 
JST資料番号： L5269A  ISSN： 1880-9928  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鋼床版Uリブのビード貫通亀裂の損傷要因を分析し,供用下での現場補修溶接工法について検討した。単純鋼床版I桁橋におけるビード貫通亀裂部分の形状測定を行い,切出し試験片の亀裂破面・断面観察およびビッカース硬さ測定を実施した。また,大型車走行試験を実施し,走行ルートごとの動的応力状態を測定した。それらの実測結果から,溶接のど断面が小さいことによる疲労亀裂であると考えた。補修工法として,亀裂部を桁下面から上向溶接してのど断面を確保することとした。疲労試験による耐久性やS-N曲線の適用性の確認,試験体を用いた再溶接の作業性と溶接性の確認,上面舗装への影響等について詳細に検討した。さらに,現地における大型車両走行に伴う亀裂開口変位や振動加速度の動的状態について詳細に検討し,溶接補修条件を設定した。そして,現地を再現した溶接施工試験を実施するとともに,再溶接管理のための溶接可否判定フローを設定した。

シソーラス用語： *鋼床版 ,  *現場溶接 ,  補強部材 ,  形状測定 ,  破面検査 ,  押込硬さ ,  走行試験 ,  応力測定 ,  厚み ,  疲れ試験 ,  SN曲線 ,  供用 ,  溶接性 ,  亀裂開口変位 ,  振動応答 ,  溶接性試験 ,  ワークフロー ,  Uリブ ,  Vickers硬さ ,  のど厚 ,  加速度応答 ,  上向き溶接 ,  計測 ,  機械的性質 ,  性質
準シソーラス用語： *疲れ亀裂 ,  *ビード貫通亀裂 ,  判定フロー

分類 (2件)： 橋梁の破壊,保守,その他  (RC06080X) ,  溶接性,溶接性試験  (WC07070Y)

引用文献 (23件)：

• [1] 土木学会:鋼床版の疲労[2010年改訂版],2010.
• [2] 阪神高速道路株式会社:阪神高速道路における鋼橋の疲労対策,2012.
• [3] J. R. Cuninghame, C. Beales : Strengthening and refurbishment of Severn Crossing Part 4 :TRRL research on Severn Crossing, Proceedings of The Institutuin of Civil Engineers, Structures and Buildings, pp.37-49, 1992.
• [4] S. J. Maddox : The fatigue behavior of trapezoidal stiffener to deck plate welds in orthotropic bridge decks, TRRL Supplementary Report 96 UC, 1996.
• [5] 米倉徹,長沼敏彦,丸山悟,佐藤徹:鋼床版Uリブに発生した疲労損傷の補修・補強,日本鋼構造協会第4回鋼構造物の補修・補強技術報告会,1996.

タイトルに関連する用語 (8件)： 鋼床版 ,  デッキ ,  Uリブ ,  溶接部 ,  疲労損傷 ,  供用 ,  溶接補修 ,  工法