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J-GLOBAL ID：201502266929748009   整理番号：15A0243950

濡れ環境におけるナノインデンテーション:機械的補正におよぼす液体と表面粗さの結合効果

Nanoindentation in a wetting environment: the coupling effect of liquid and surface roughness on mechanical calibration

著者 (8件)： CHENG Guanggui (Jiangsu Univ., Zhenjiang, CHN) ,  CHENG Guanggui (Tulane Univ., LA, USA) ,  ZHANG Zhongqiang (Jiangsu Univ., Zhenjiang, CHN) ,  ZHANG Wei (Jiangsu Univ., Zhenjiang, CHN) ,  YANGYANG Shi (Jiangsu Univ., Zhenjiang, CHN) ,  DING Jianning (Jiangsu Univ., Zhenjiang, CHN) ,  DING Jianning (Changzhou Univ., Changzhou, CHN) ,  LING Zhiyong (Jiangsu Univ., Zhenjiang, CHN)
資料名： Journal of Physics. D. Applied Physics  (Journal of Physics. D. Applied Physics)
巻： 48  号： 1  ページ： 015302,1-7  発行年： 2015年01月14日 
JST資料番号： B0092B  ISSN： 0022-3727  CODEN： JPAPBE  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ナノインデンテーションは,マイクロまたはナノスケールでの物質の機械的性質を評価する方法として確立された測定法であり,これに関する多くの研究がなされている。しかしながら,プローブと試料間の界面での媒体の影響を考慮した研究はほとんどなされていない。これは,通常,被測定試料の表面がインデント実験の前に清浄にされるという前提が成立する場合は良いが,生体試料のような被測定対象が液体に浸されている場合は,界面にある媒体の影響を考慮する必要がある。本研究では,濡れ環境におけるナノインデンテーションについて考察した。異なる表面粗さを持つ銅試料を用いて,乾燥窒素ガス下,および,脱イオン水内でナノインデンテーション実験を行い,硬度,弾性率,クリープ特性を評価した。その結果,滑らかな表面を持つ試料では,境界媒質による機械的性質の違いは見られないが,粗い表面の場合,液体中でのインデンテーション深さは,窒素ガス下におけるものよりも大きくなる傾向があることがわかった。分子動力学シミュレーションを用いて,インデンテーション特性と固液界面での相互作用機構を調べた。シミュレーションから,粗い表面上のバレーに閉じ込められた液体分子が,最大インデンテーション深さを大きくする役割を演じていることがわかった。

シソーラス用語： *濡れ ,  *ナノインデンテーション ,  表面粗さ ,  *機械的性質 ,  生体試料 ,  硬度 ,  弾性係数 ,  クリープ ,  計算機シミュレーション ,  固液界面 ,  銅
準シソーラス用語： 弾性率 ,  分子動力学シミュレーション

分類 (1件)： 金属の機械的性質  (BL01022T)

タイトルに関連する用語 (4件)： 濡れ ,  環境 ,  ナノインデンテーション ,  表面粗さ