抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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トリエチルボランは酸素酸化により0°Cから室温で活性なラジカルが発生するため,ラジカル反応における開始剤として用いられる。しかしながら,反応性の高さ故に,様々なラジカル種が連鎖的に生じ,実験によって全ての活性種を特定することは困難であった。そこで,当研究室で開発を進めている反応経路自動探索法を用いて,系統的に反応経路を探索し,得られた活性種に至る反応障壁を比較した。それにより,これまでESRやNMRで予想されていた活性種の発生を支持する結果が得られた。加えて新たな反応経路が存在する可能性を見出した。すなわち,先行研究では言及されていないラジカル増殖の過程が示唆された。(著者抄録)