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J-GLOBAL ID：201502267186824887   整理番号：15A0751485

環境負荷低減に導くコーティング技術の動向

著者 (1件)： 小石眞純
資料名： 静電気学会誌  (Journal of the Institute of Electrostatics Japan)
巻： 39  号： 3  ページ： 104-110  発行年： 2015年05月31日 
JST資料番号： S0175A  ISSN： 0386-2550  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 塗装は,一般に塗装対象物への美観付与や保護・特別機能付与・防錆を目的に行われるが,最近では,地球環境保護の目的で,従来型の塗装方法,使用塗料の見直しや改善が求められている。本稿では,環境負荷低減に導くコーティング技術の動向について述べた。まず,コーティング技術の観点から見た低炭素社会への移行のための課題を,1)従来の溶剤系塗料から水溶液系や無溶剤系への転換,および塗料使用量の削減による環境負荷低減など塗料・塗装方法と環境対応,2)環境対応型塗料の雄と言われている熱硬化性粉体塗料(ふっ素樹脂系など六種類)の塗料設計・塗膜設計,3)自動車用塗料および塗装系における環境対応の塗料・塗装イノベーション(3WET塗装など),4)ジンクリッチペイントに代表される環境対応の重防食塗装のトレンド,以上の4つに分けて概説した。次に,セメントを対象に考えたコーティング技術に求められる微粒子の機能構築(複合粒子)について概説した。

シソーラス用語： 環境汚染 ,  *揮発性有機化合物 ,  粉体塗料 ,  熱硬化性プラスチック ,  二酸化炭素排出量 ,  *環境保全 ,  静電塗装 ,  *塗料 ,  *塗装 ,  技術革新 ,  機能材料 ,  防食塗料 ,  ジンクリッチ塗料 ,  微粒子
準シソーラス用語： VOC【化合物】 ,  環境負荷低減 ,  機能性塗料 ,  自動車塗装 ,  重防食塗装 ,  複合粒子

分類 (2件)： 各種塗料  (YJ03060I) ,  金属への塗装  (YJ04030I)

引用文献 (14件)：

• 一般社団法人 近畿化学協会・化学教育研究協会 編著: 環境倫理入門 地球環境と科学技術の未来を考えるために, p.2,9,60,108 化学同人 (2012)
• 柳田建三: 環境にやさしい装飾と防錆のコーティング技術-静電塗装技術-, 2014 TECHNICAL REVIEW 技術特集号 (2014)127
• 一般社団法人 日本塗料工業会: 日本の塗料工業(平成26年度版), P.12, 日本塗料工業会 (2014)
• 佐川千明: 粉体塗料の特徴と適用法について, 第5回塗装入門講座 講演予稿集(平成26年度), p53, 日本塗装技術協会 (2014); 大西和彦: 「環境対応塗料技術」-粉体塗料-. 塗料の研究, 136[4] (2001)17
• 浅見祐寿: ドライブレンド粉体塗料ビリューシア アルティーカラーについて. 塗装技術 54(2015) 145

タイトルに関連する用語 (3件)： 環境負荷低減 ,  コーティング ,  動向