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J-GLOBAL ID:201502267333961607   整理番号:15A0736031

周産期の蛋白質制限は,泌乳ラットにおける乳中遊離アミノ酸および脂肪酸プロファイルに影響を及ぼす:子ラットの発育および代謝状態に及ぼす潜在的役割

Perinatal protein restriction affects milk free amino acid and fatty acid profile in lactating rats: potential role on pup growth and metabolic status
著者 (17件):
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巻: 26  号:ページ: 784-795  発行年: 2015年07月 
JST資料番号: E0597B  ISSN: 0955-2863  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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周産期の低栄養は,代謝インプリンティングの概念によって示唆されるように,胎児および新生児の発育だけでなく,成体の健康アウトカムにも影響を及ぼす。母乳は,栄養素が出生後の期間に母親から子孫へ移行する唯一の経路であるが,母親の低栄養が乳組成に及ぼす影響についてはほとんど理解されていない。本研究は栄養プログラミングのラットモデルにおいて,妊娠中および泌乳中を通じた等カロリー低蛋白質飼料の給餌が,乳組成およびそれによる子孫の発育および代謝状態への起こり得る結果に与える影響を調査した。著者らは泌乳中の主要栄養素,遊離アミノ酸および脂肪酸含量のターゲット分析をアンターゲット質量分光ベースメタボロミックフェノタイピングと組み合わせた統合方法論的アプローチを用いた。周産期の飼料蛋白質制限は,乳蛋白質含量を変化させなかったが,泌乳期終わりに大部分の遊離アミノ酸の濃度を劇的に減少させた。興味深いことに,インスリン分泌または糖新生に関与するいくつかのアミノ酸の減少が認められたことから,周産期の母親の蛋白質制限が乳のインスリン分泌作用に影響を及ぼす可能性があり,さらに,授乳される雄の子孫の発育の遅れの原因となる可能性があることが示唆された。加えて含硫アミノ酸の減少は,子孫における酸化還元状態を変化させる可能性がある。また,母親の低栄養はそのパターンの変更を示しつつ,乳中総脂肪酸含量の増加と関連した。著者らの結果は,乳組成は母親の飼料によって明らかに影響されることを示し,乳組成の変化は子孫の発育および代謝プログラミングにおいて役割を果たす可能性があることを示唆する。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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婦人科・産科の基礎医学  ,  蛋白質・ペプチド・アミノ酸の代謝と栄養  ,  外分泌腺 

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