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J-GLOBAL ID：201502267475763756   整理番号：15A0549074

250K以上でスピン状態スイッチングを示すFe(Me₂-bpy)₂(NCSe)₂スピンクロスオーバーマイクロおよびナノ粒子

Fe(Me₂-bpy)₂(NCSe)₂ spin-crossover micro- and nanoparticles showing spin-state switching above 250 K

著者 (8件)： NGUYEN Luong Lam (ICMMO-ECI, UMR CNRS 8182, Univ. Paris-Sud, Orsay, France. [e-mail]) ,  GUILLOT Regis ,  LAISNEY Jerome ,  RECHIGNAT Lionel ,  BEDOUI Salma ,  MOLNAR Gabor ,  RIVIERE Eric ,  BOILLOT Marie-Laure
資料名： New Journal of Chemistry  (New Journal of Chemistry)
巻： 39  号： 3  ページ： 1603-1610  発行年： 2015年03月02日 
JST資料番号： H0785A  ISSN： 1144-0546  CODEN： NJCHE5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 反磁性前駆体の[Fe(Me₂-bpy)₃(NCSe)₂・Sから調製した,Fe(Me₂-bpy)₂(NCSe)₂スピンクロスオーバー錯体の,ナノおよびマイクロ粒子の研究を提示する。100Kでの単結晶X線構造により,後者の2つの溶媒和物を特徴付けた(S=2MeOHまたは3H₂O)。150°C以上の温度での熱分解,または反溶媒中での沈殿により,Fe(Me₂-bpy)₃(NCSe)₂・S中の金属イオンにつき1つのMe₂-bpyの抽出を達成し,Fe(Me₂-bpy)₂(NCSe)₂の多結晶または微粒子粉末をもたらした。TGA,粉末X線回折,IR,Raman,および磁気測定により,この化学変換を調査した。約340Kを中心とするFe(Me₂-bpy)₂(NCSe)₂のS=0⇔S=2のスピンクロスオーバーは,低温でほぼ完了し(250K以下でHS残基≦5%),一方370KではHSフラクションは約0.7で推定できる。高温で発生するプロセスの弱い配位,結晶化度および粒子の分子の性質の結果として,これらの特徴は,たとえどんな粒子サイズであろうと(56,460と1200nm),基本的に保持される。ポリマー中の小粒子の分散をもたらす本手法は,薄膜を形成するための便利なマトリックス中のナノ粒子の安定化と処理を介して,光学的品質の材料の調製に適する。Copyright 2015 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： 状態 ,  *錯体 ,  *ナノ粒子 ,  *微粒子 ,  反磁性 ,  溶媒和物 ,  単結晶 ,  X線構造解析 ,  熱分解 ,  多結晶 ,  *磁気測定 ,  結晶度 ,  薄膜成長 ,  *スイッチング ,  *セレノシアン酸塩 ,  *鉄錯体 ,  結晶構造
準シソーラス用語： *スピンクロスオーバー錯体 ,  *スピン状態

分類 (2件)： 鉄の錯体  (CE01091H) ,  鉄族元素の錯体の結晶構造  (BK09040I)

物質索引 (1件)： 4,4′-ジメチル-2,2′-ビピリジン

タイトルに関連する用語 (7件)： スピン状態 ,  スイッチング ,  Fe ,  bpy ,  NCSE ,  スピンクロスオーバー ,  ナノ粒子