文献

J-GLOBAL ID：201502267547784974   整理番号：15A0473575

硬熱ループDyson-Schwinger方程式によるQED相転移現象の数値解析の改善

Phase Transition in the Thermal QED: Improved Numerical Analysis in the HTL Dyson-Schwinger Equation

著者 (2件)： 吉田光次 (奈良大) ,  横田浩 (奈良大)
資料名： 奈良大学紀要  (Memoirs of Nara University)
号： 43  ページ： 61-73  発行年： 2015年03月05日 
JST資料番号： L0697A  ISSN： 0389-2204  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 有限温度QEDにおけるカイラル対称性の破れを,硬熱ループ近似を用いたDyson-Schwinger方程式の解の解析によって研究する。精度の高いデータの解析により,相転移点近傍の分析が可能になり,ゲージや結合係数によらない臨界指数の普遍的性質を得ることが出来る。LandauゲージとFeynmanゲージでの計算結果に大きな差異はないことも示される。一方,カイラル相転移の相図におけるゲージ依存性は小さいものの,Ward-Takahashi恒等式を満たす解の模索が必要であることが示唆される。(著者抄録)

シソーラス用語： *量子電気力学 ,  *相転移 ,  *Dyson方程式 ,  有限温度の場の理論 ,  カイラル対称性 ,  *対称性の破れ ,  数値解析 ,  伝搬関数 ,  臨界指数
準シソーラス用語： Schwinger-Dyson方程式 ,  Ward-高橋恒等式 ,  Feynmanゲージ ,  Landauゲージ ,  熱場の量子論

分類 (1件)： ゲージ場理論  (BF01022B)

タイトルに関連する用語 (6件)： ループ ,  Dyson-Schwinger方程式 ,  QED ,  相転移 ,  現象 ,  数値解析