抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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燃料と酸化剤がそれら自身のスリットから別々に注入される急速混合管状火炎燃焼の本質安全技術がCO
2希釈メタン/酸素燃焼に拡張された。2つの異なるケースを調べた。CO
2が酸化スリットのみに添加された場合,安定管状火炎が0.21と0.50間の酸素モル分率の酸化剤で広範囲に当量比に対して得られた。しかし,一旦酸素モル分率が0.60を超えると,安定火炎は希薄消炎限界近くの小さな当量比範囲内で得られ,安定範囲は酸素のモル分率の増加と共に増々狭くなった。CO
2が1近傍の酸化剤/燃料噴射速度比を維持するように燃料スリットにも添加され,燃料と酸化剤の流量が増加した場合,安定範囲が飛躍的に広がり,化学量論での安定火炎が2950K周辺の断熱火炎温度をもたらす0.86の酸素モル分率まで得ることできた。混合/反応時間比として定義されたDamkoehler数を調べ,安定管状火炎の確立のための基準を議論した。CO
2が酸化剤スリットにのみ添加された場合,安定火炎はD
a<1で得られたが,一方
a>1では燃料スリット近傍の拡散火炎の形成に起因して得られないことが判明した。しかし,CO
2が燃料スリットにも添加された場合,安定火炎がD
a≧1と同様にD
a<1でも確立できた。詳細な観察は,D
aが1より十分に小さい場合,火炎は光度が均一であったが,一方D
aが1近傍又は大きい場合,火炎が不均一であることを示した。燃料スリットにおける拡散火炎形成が高い噴射速度に起因して禁止されることが考えられ,しかし,得た管状火炎がD
a≧1の場合,不十分な混合時間に起因して不均一構造であった。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.