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J-GLOBAL ID:201502268048680200   整理番号:15A0069280

ハタネズミにおける高活動関連有酸素代謝の選択は非震え産熱能を変化させない

Selection for high activity-related aerobic metabolism does not alter the capacity of non-shivering thermogenesis in bank voles
著者 (5件):
資料名:
巻: 180  ページ: 51-56  発行年: 2015年02月 
JST資料番号: C0461B  ISSN: 1095-6433  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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哺乳類の内温性体温調節を支持する特殊機構である非震え産熱(NST)能が,高エクササイズ代謝での選択により影響されるかどうかは興味深い問題である。高NST能は基底低産熱能を補償するメカニズムである可能性が提唱されている。一方,高基礎代謝または高活動代謝は循環系能力の高さなどの生理的特性と関連しており,これらは高いNST能獲得に必要とされる。本稿では,高い好気性運動効率は基礎代謝率の増加と相関しているが,この高い有酸素運動効率での選択で最大NSTと通性NSTが相関して進化するか否かを調べた。遊泳で得られる高い有酸素代謝で13-14世代(n=46)を選択した系統と非選択対照系統(n=46)ハタネズミMyodes(=Clethrionomys) glareolusのNSTを測定した。オープン-フロー呼吸測定法を用いて,ノルアドレナリン(NA)注入麻酔ハタネズミの酸素消費(VO2)速度を測定した。体重調整後,最大NST(NA注入後の最大VO2)は選択系統(2.38±0.08mLO2/min),対照系統(2.36±0.08mLO/min;P=0.891)と差異がなかった。通性NST(=麻酔動物の最大NST-安静時代謝速度)も選択系統(1.49±0.07mLO2/min)と対照系統(1.50±0.07mLO2/min;P=0.985)で差異がなかった。従って,本結果はNST能は最大活性と関連する有酸素代謝率と強く連結しているわけではないことを示唆する。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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動物生理一般 
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