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J-GLOBAL ID:201502268128800290   整理番号:15A0556242

ヒト健康における非エステル化脂肪酸受容体”GPR40”の二重効果

Dual effects of the non-esterified fatty acid receptor ‘GPR40’ for human health
著者 (2件):
資料名:
巻: 58  ページ: 40-50  発行年: 2015年04月 
JST資料番号: A0687A  ISSN: 0163-7827  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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多様な非エステル化脂肪酸の受容体,G蛋白質共役受容体40(GPR40)は,多様な中枢神経系ニューロンと膵島β細胞で主に発現する。2003年のGPR40の脱オーファン化以来過去十年間,インスリン分泌におけるその役割の理解に大きな進歩が見られた。しかし,後者はヒト組織中で最も豊富なGPR40 mRNAを発現しており,脳内でのGPR40の役割の解明は依然として非常に多くの課題のままである。GPR40の実質的な発現が視床下部でも見られ,”脳脂質検知”はインスリン分泌とエネルギーバランスの制御に関与している可能性がある。一過性全脳虚血サルを用いた先の実験では,成体海馬神経新生を増強するGPR40の役割を強調した。GPR40介在細胞内シグナル伝達は,神経分化とシナプス可塑性に必要なcAMP応答要素結合蛋白質(CREB)のリン酸化をもたらすことが最近見出されたが,そのシグナル伝達カスケードはまだ完全には理解されていない。また,共役リノール酸またはtrans-アラキドン酸応答におけるGPR40介在β細胞,神経細胞または微小血管に対する脂肪毒性が糖尿病,網膜症,脳梗塞等をもたらすことを齧歯類で最近実証された。しかし,酸化,共役,または過剰脂肪酸が脂肪毒性を如何に誘起するかはヒトでは未解決のままである。GPR40についての文献は,脳や脳-膵臓の相互作用については特に限定的であるが,本レビューでは多様な脂肪酸に応答した脳と膵臓の本受容体の有益,有害両効果を総括する。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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細胞膜の受容体 
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