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J-GLOBAL ID:201502268164257420   整理番号:15A0642539

レーザ閃光分解による五員環フタロシアニンBODIPYに関するエネルギー移動の研究

Energy-transfer studies on phthalocyanine-BODIPY light harvesting pentad by laser flash photolysis
著者 (5件):
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巻: 19  号: 1/3  ページ: 261-269  発行年: 2015年01月 
JST資料番号: W1020A  ISSN: 1088-4246  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: シンガポール (SGP)  言語: 英語 (EN)
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4ホウ素ジピロメテン(BODIPY)単位をもつ亜鉛フタロシアニン(ZnPc)からなる分子五員環をフェムト秒とナノ秒レーザ閃光分解により試験し,その分子内エネルギー移動過程を調べた。幾何構造最適化により,このフタロシアニン部分が完全に対称性であり,亜鉛との完全な平方平面錯体を形成したことを示した。ZnPc-BODIPY五員環の吸収スペクトルは可視領域(ca.300~750nm)をカバーし,太陽エネルギーの取り込みに適していた。一重項BODIPYからZnPcへの励起移動はBODIPY発光とZnPc吸収スペクトルの重なりスペクトルによると推定された。フェムト秒レーザ閃光分解により,テトラヒドロフラン中の一重項励起BODIPYからZnPcへのエネルギー移動の発生の具体的な証拠を与えた。BODIPY発光の減衰の監視により測定したエネルギー移動の動力学的研究により,五員環分子中の高速エネルギー移動(5.90×1010s-1)を明らかにした。一重項ZnPcからBODIPYへの電子移動が熱力学的に不可能であるために,一重項ZnPcは減衰して基底状態に加えて三重項ZnPcを占めた。これらの発見は試験したZnPc-BODIPY五員環の人工光合成系における有効な光合成アンテナとしての可能性を示した。
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分類 (4件):
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遷移金属元素(鉄族元素を除く)の錯体の結晶構造  ,  複素環化合物一般  ,  光化学反応  ,  八員環以上の複素環化合物 

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