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J-GLOBAL ID:201502268213154372   整理番号:13A1715385

グリチルリチンはHMGB1依存リン酸化JNK/Bax経路の遮断を介して虚血再潅流障害からラット心臓を保護する

Glycyrrhizin protects rat heart against ischemia-reperfusion injury through blockade of HMGB1-dependent phospho-JNK/Bax pathway
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資料名:
巻: 33  号: 12  ページ: 1477-1487  発行年: 2012年 
JST資料番号: C0089D  ISSN: 1671-4083  CODEN: APSCG5  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 中国 (CHN)  言語: 英語 (EN)
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グリチルリチン(GL)は,実験動物において,細胞外HMGB1サイトカインの活性を阻害し,I/R誘導性障害から脊髄,肝臓および脳を保護することがわかった。この研究の目的は,ラット心筋I/R誘導性障害におけるGLの保護作用を調査して,基本的機構を解明することであった。【方法】雄の成体Sprague-Dawleyラットで,30分間の左冠状動脈閉塞の後,24時間の再潅流を行った。ラットを,30分間の虚血の後と再潅流の前にグリチルリチンまたは組換え型HMGB1を加えたグリチルリチンで処理した。血清HMGB1,TNF-およびIL-6のレベルと血行力学パラメータを,再潅流の開始期と種々の時点で測定した。実験の終わりに心臓を切除し,そして,梗塞サイズと組織学的変化を調べた。心臓組織におけるBcl2,Baxとチトクロームcのレベル,ならびにリン酸化ERKl/2,リン酸化JNKとリン酸化P38をウェスタンブロット法を用いて評価した。そして,心筋カスパーゼ3活性をBD pharmingen社のカスパーゼ3検査キットを用いて比色測定した。【結果】GL(10mg/kg)の静脈内投与により,梗塞サイズは有意に縮小したが,再潅流の間,種々の時点での血行力学パラメータは変化しなかった。GLにより,血清HMGB1,TNF-およびIL-6のレベルは著しく低下した。GLは,心臓組織におけるミトコンドリアおよびサイトゾル分画の間で,Baxとチトクロームcの発現の分布を変え,心筋アポトーシスの阻害をもたらした。さらに,ERK1/2とP38ではなく,リン酸化JNKの発現は,心臓組織のGLによって減少した。GL処置がもたらす影響の全ては,組換え型HMGB1(100g)との同時投与によって逆転した。選択的リン酸化JNK阻害剤であるSP600125の静脈内投与により(0.5mg/kg),HMGBl依存Bax転位とその後のアポトーシスは減少した。・・・Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST
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分類 (2件):
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薬理学一般  ,  循環系疾患の治療一般 
物質索引 (1件):
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