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J-GLOBAL ID:201502269669124439   整理番号:15A0448292

コムギ(Triticum aestivum L.)における収穫前の発芽抵抗性のための候補遺伝子と領域とマーカーの同定

Identification of candidate genes, regions and markers for pre-harvest sprouting resistance in wheat (Triticum aestivum L.)
著者 (8件):
資料名:
巻: 14  号: Nov  ページ: WEB ONLY 14:340  発行年: 2014年11月 
JST資料番号: U7027A  ISSN: 1471-2229  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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背景:コムギの粒の収穫前発芽(PHS)は,穀物産出高と品質を低下させる。PHS抵抗性のマーカー援助選択(MAS)のマーカーの応用可能性は育成選択の増強と栽培品種発展のための系統進歩に役立つだろう。本研究の目的はコムギPHS抵抗性の候補領域の同定と分子マーカーの開発だった。これはRL4452/ACドメイン交差由来の倍加半数体(DH)集団のIllumina 90K Infinium Custom Beadchipとそれに続くPHS関連遺伝子座の定量的形質遺伝子座(QTL)検出(フォーリングナンバー[FN],発芽指数[GI],新芽形成指数[SI])からの一塩基多型(SNP)マーカーの高密度マッピングを介して達成された。SNPマーカー配列側面隣接QTLはBrachypodiumとコメで同一線上の領域を局在させ,コムギのMASに使用できるPHS抵抗性と関連した遺伝子マーカーを同定するのに用いられた。結果:2569.4cMにわたる連鎖地図は合計12,201のSNP,単純な反復配列(SSR),発現配列タグ(EST)マーカーで構築された。多重間隔マッピングを用いたQTL分析は染色体3B,4A,7Bと7D上でPHS抵抗性形質の4つのQTLを同定した。これらのQTLと側面を接するSNPは国際コムギゲノム配列コンソーシアム(IWGSC)データベース(http://wheat-urgi.versailles.inra.fr/seq-repository)上のBLASTN検索を受けた。最高のサーベイ配列ヒットはBrachypodiumとイネの両データベースに対するGramene(www.gramene.org)上のBLASTN検索を受け,PHS抵抗性のための候補遺伝子と領域を同定した。染色体3B,4A,7Bと7D上の計18個のSNP側面配置配列はKASPマーカーに変換され,Infinium SNPデータの一致する遺伝子型信号で検証した。結論:本研究はコムギのPHS抵抗性のKASPマーカーに加えて,Brachypodiumとイネそれぞれの4つのゲノム領域でアブサイシン酸(ABA)とジベレリン(GA)代謝,顕花時間に関係する候補遺伝子を同定した。これらのマーカーは,PHS抵抗性の将来の遺伝学的研究で有効に利用でき,遺伝資源と育種材料でのPHSの評価にも有用かもしれない。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
発生,成長,分化  ,  遺伝子発現  ,  作物育種一般 

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