抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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コメの生産調整に伴う水田転作として,1980年代に,イチジクが岡山県に導入された。本稿では,岡山県備前市におけるイチジク栽培状況,一文字整枝法による栽培管理,2生産農家における栽培概要について紹介する。最近の備前市におけるイチジク栽培面積は2ヘクタール強,農家戸数は約15である。栽培されるイチジク品種の桝井ドーフィンは,日本で最も多く栽培される品種であり,一文字主枝整枝法という新梢や収穫などの作業が容易な栽培法が採用されている。栽培農家の高齢化などの対策のひとつとして,加工品開発が重要とされ,イチジクの醸造酢,ドレッシング,果汁やジャムなどが開発されてきている。代表的な2生産者の栽培事例を紹介するとともに,今後,共同選別などの効率的な出荷方法,生果や加工品の販売方法などの6次産業化への取組みなどの必要性を指摘する。