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J-GLOBAL ID:201502269858946466   整理番号:15A0547238

前立腺癌に対する相乗的遺伝毒性を誘起する腫瘍標的化併用療法のための高分子ナノ医薬品

Polymeric Nanomedicine for Tumor-Targeted Combination Therapy to Elicit Synergistic Genotoxicity against Prostate Cancer
著者 (6件):
資料名:
巻:号: 12  ページ: 6661-6673  発行年: 2015年04月01日 
JST資料番号: W2329A  ISSN: 1944-8244  CODEN: AAMICK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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抗がん剤併用療法の治療効果を高めるために,異なる抗癌メカニズムを介して作用する2種類の化学療法薬を共有結合させ,受容体介在エンドサイトーシスによって標的細胞内に入ることができる,N-(2-ヒロドキシプロピル)メタクリルアミド(HPMA)コポリマーに基づくナノプラットホームをデザインした。ドキソルビシン(DOX)を,pH感受性ヒドラジン結合を用いてナノサイズにしたHPMAコポリマーに共有結合し,5-フルオロウラシル(5-Fu)を同じ主鎖に,酵素分解性オリゴペプチドGly-Phe-Leu-Gly配列を用いて結合した。次にこの結合体をガレクチン-3標的化ペプチドG3-C12[P-(G3-C12)-DOX-Fu]で修飾した。上記2種類の薬は似たin vitro放出プロファイルを示し,それらが同時デリバリーシステムにおいて相乗的に作用できる可能性が示唆された。驚くべき事にガレクチン-3過剰発現PC-3ヒト前立腺癌細胞においてP-(G3-C12)-DOX-Fuは,細胞内に取り込みを挙げて,細胞周期停止,カスパーゼ-3活性化,およびDNA損傷に相乗的遺伝子毒性作用を発揮することによって高濃度の遊離DOXと同等の細胞毒性を示した。PC-3腫瘍移植マウスでは,腫瘍標的化リガンドの使用は,腫瘍細胞におけるP-(G3-C12)-DOX-Fuの細胞内デリバリーを大きく高めた。標的化された薬剤を二重に負荷した結合体は,顕著な副作用もなく,標的化されていないP-DOX-Fu(71.2%),P-DOX(63%),DOX-HCl(40.5%),P-Fu(32.0%),または5-Fu(14.6%)に比べて腫瘍の成長を大きく阻害した(81.6%)。これらの結果は,前立腺癌の効果的治療にとっての,標的化ナノキャリアーを用いた相乗的併用療法の可能性について示している。
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分類 (6件):
分類
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生物薬剤学(基礎)  ,  医用素材  ,  腫ようの実験的治療  ,  泌尿生殖器の腫よう  ,  抗腫よう薬の基礎研究  ,  細胞生理一般 
物質索引 (4件):
物質索引
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