抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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新宿三井ビルディングは,地上部の構造形式を鉄骨造ラーメン架構とし,短辺方向妻面には6層跨ぎで架設された大ブレースと,コア部に設置されたRCスリット壁で構成されている。長周期長時間地震動に対して振幅を半分以下に,揺れの体感時間も大幅に低減することを目的とした,以下の2種類の制振対策を施した。1)懸垂式TMD(Tuned Mass Damper)を屋上に6基設置,2)高性能オイルダンパ(HiDAX)を5~10階に計48台設置。懸垂式TMDは,長周期地震動を対象としているため,一般的な風揺れ対策用TMDとは異なり,最大振幅2mまで追従できるオイルダンパを新たに開発して適用した。このオイルダンパは適切な減衰力を付与するだけでなく,錘が過大振幅になるのを防止するために,一定速度以上になると減衰力が切り替わって錘にブレーキをかける機能も備わっている。a)建物概要,b)制振対策概要,c)制振工事に関する取材中における主要な質疑応答,について述べた。