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J-GLOBAL ID：201502269946715008   整理番号：15A0598861

工場内騒音に対するパラメトリックスピーカを用いたマルチチャネルANCシステムの有効性に関する検討

A Study on Multi-channel Active Noise Control System Using Parametric Array Loudspeakers for Factory Noise

著者 (3件)： 田中貴大 (関西大 システム理工) ,  SHI Chuang (関西大 先端科学技術推進機構) ,  梶川嘉延 (関西大 システム理工)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 114  号： 473(EA2014 72-130)  ページ： 249-254  発行年： 2015年02月23日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 騒音問題が深刻な工場内において騒音対策が求められている。そこで,工場内で発生する騒音(本稿では工場内騒音と呼ぶ)の低減を目的としたパラメトリックスピーカ(PAL:Parametric Array Loudspeaker)を用いたマルチチャネルアクティブノイズコントロール(ANC:Active Noise Control)システムに関する検討を行っている。提案システムの特徴としてはPALの超指向性を活かすことで,所望点にて騒音低減を実現するとともに,その他の空間での音圧増加を抑えることが可能である。また,異なるチャネル間の音響的な干渉(本稿ではクロストークと呼ぶ)を最小化できるため,クロストーク成分にあたる二次経路モデルが不要となり,通常のマルチチャネルANCシステムよりも演算量削減が可能である。そこで本稿では,提案Case(2,2,2)ANCシステムをDSPに実装を行い,演算量を削減しつつ騒音低減を実現可能か,実システムおよび計算機シミュレーションにより検討を行った。(著者抄録)

シソーラス用語： *工場騒音 ,  スピーカ ,  チャネル ,  アクティブ制御 ,  *騒音抑制 ,  ディジタル信号プロセッサ
準シソーラス用語： DSP【プロセッサ】 ,  *アクティブノイズコントロール ,  *パラメトリックスピーカ ,  マルチチャネル ,  騒音低減 ,  *超指向性スピーカー

分類 (3件)： 工場騒音・振動  (SB04030E) ,  音響信号処理  (BB03050C) ,  音波伝搬  (BB03030G)

引用文献 (18件)：

• P. A. Nelson and S. J. Eliott, Active control of sound, Academic Press, London, 1992.
• S. J. Elliott and P. A. Nelson, “Active noise control,“ IEEE Sig. Process. Mag., vol. 10, no. 4, pp. 12-35, Oct. 1993.
• S. M. Kuo and D. R. Morgan, “Active noise control: a tutorial review,“ Proc. of the IEEE, vol. 87, no. 6, pp. 943-973, Jun. 1999.
• Y. Kajikawa, W. S. Gan and S. M. Kuo, “Recent advances on active noise control: open issues and innovative applications,“ APSIPA Trans. Sig. Inf. Process., vol. 1, pp. 1-21, Aug. 2012.
• S. J. Elliot, C. C. Boucher and P. A. Nelson, “The behavior of a multiple channel active control system,“ IEEE Trans. Sig. Process., vol. 40, pp. 1041-1052, May 1992.

タイトルに関連する用語 (6件)： 工場 ,  騒音 ,  パラメトリックスピーカ ,  マルチチャネル ,  ANC ,  有効性