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J-GLOBAL ID:201502269985526662   整理番号:15A0269642

化学グラフト化によるPVDF膜の生体官能化

PVDF membrane biofunctionalization by chemical grafting
著者 (4件):
資料名:
巻: 476  ページ: 483-489  発行年: 2015年02月15日 
JST資料番号: E0669A  ISSN: 0376-7388  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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本研究の目的は,不活性で疎水性のポリフッ化ビニリデン(PVDF)膜上に不安定な活性生体分子の共有結合固定化のための適切な方法を開発し,安定性と生体分子活性の両方を保持することであった。PVDFは高い機械的強度と優れた耐化学性により他の膜材料よりも有利である。一方,その本来の構造は温和な条件下での生体分子の共有結合固定化のための部位を持っていない。本研究の戦略は疎水性PVDF上への反応基のグラフト化からなり,それに温和な条件で生体分子を共有結合できる官能基を結合させた。グラフト化条件の調整は,適切な膜の化学的及び機械的安定性を維持しながら不活性膜を攻撃するために極めて重要であった。従って,アミノ基の担体として1,5-ジアミノ-2-メチルペンタン(DAMP)を使用して塩基性条件下で湿式化学戦略によって本来のPVDF平膜の表面修飾を行った。その後,これらの基はグルタルアルデヒド(GA)を用いて活性化され,それに生体分子が共有結合によって容易に結合された。異なる特性を有する2つのモデル蛋白質(BSAとリパーゼ)が固定化試験のために選択された。膜の機械的安定性を考慮して官能化膜の担持能力と修飾の程度の両方を調節するためにDAMP濃度,反応温度,及び反応時間を調べた。フーリエ変換赤外分光法(FT-IR),ニンヒドリン試験,走査電子顕微鏡(SEM)及び機械的抵抗試験によって修飾PVDF膜と未修飾PVDF膜を特徴付けた。モデル反応としてトリグリセリドの加水分解を用いて二相系で固定化リパーゼの酵素活性度を試験した。修飾膜は未修飾PVDF膜に比べてより高い結合能を示した。膜安定性を保証できる反応性アミノ基のグラフト化及び良好な酵素比活性を達成するのに適切な酵素担持量の最適条件を同定した。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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酵素の応用関連  ,  ハロゲン含有重合体 
物質索引 (1件):
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