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J-GLOBAL ID:201502269991823008   整理番号:15A0563434

スピン交差FeII錯体に対する多スケールの実験的および理論的研究:[Fe(phen)2(NCS)2]および[Fe(PM-BiA)2(NCS)2]の事例

Multiscale Experimental and Theoretical Investigations of Spin Crossover FeII Complexes: Examples of [Fe(phen)2(NCS)2] and [Fe(PM-BiA)2(NCS)2]
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資料名:
巻: 16  号:ページ: 4007-4027 (WEB ONLY)  発行年: 2015年02月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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スピン交差(SCO)錯体に対して,計算結果を報告するとともに,一方においては孤立分子や広がった固体という多スケールでの実験で,そして他方,理論により確認した。高スピン(HS)と低スピン(LS)状態を持つ八面体のFeN6-類似環境に置かれた二価イオンに基づく有機金属化合物を特徴づけるSCO現象は温度,圧力,あるいは光により供給される小さなエネルギーを消費したLH/HSスイッチングが関わる。このうち光が関わるものは光誘起励起スピン状態トラッピング(LIESST)と結びついている。赤外(IR)およびRaman特性振動周波数は密度汎関数(DFT)の枠内で計算された。[Fe(phen)2(NCS)2]では,選ばれた周波数と超高速の光誘起されたLS→HSの光スイッチング機構との関連性が確立された。広がった固体では,状態密度DOSと電子局在関数(ELF)がLSとHSの2つの形に対して確立され,LSとHSの両スピン状態で絶縁体としての化合物のキャラクタリゼーションができた。ただし,LS配置は固体状態での性質を保ちながらHS配置より,より大きなギャップを持っている。[Fe(PM-BiA)2(NCS)2]では,DFTと古典的分子動力学を組み合わせて,Fe-N相互作用に対する近距離ポテンシャル中のポテンシャルエネルギー面を表すことにより,異なる相の性質とそれらの存在領域が得られた。古典的な力の場に挿入されたそのようなFe-Nポテンシャルを使用し,またいわゆる”準古典的MD”計算の分子動力学(MD)を実行して,結晶のHS/LS配置の相対的エネルギーが得られ,また実験的な(P,T)相図を評価できた。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
鉄の錯体  ,  有機鉄化合物  ,  その他の無機化合物の磁性 

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