抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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A/M/Sn/Q(A=アルカリ土類金属;M=Al,Ga,In;Q=S,Se,Te)系の最初の二つの構成物である二つの新しい四成分セレン化物(Ba<sub>4</sub>Ga<sub>4</sub>SnSe<sub>12</sub>,Ba<sub>6</sub>Ga<sub>2</sub>SnSe<sub>11</sub>)を初めて合成した。Ba<sub>4</sub>Ga<sub>4</sub>SnSe<sub>12</sub>は正方晶系の非中心対称空間群P<span style=text-decoration:overline>4</span>2<sub>1</sub>/cに結晶化し,三次元構造を有した。その三次元骨格は空洞中に存在する八配位Ba<sup>2+</sup>カチオンを有する隅部共有GaSe<sub>4</sub>およびSnSe<sub>4</sub>四面体から構築された。Ba<sub>6</sub>Ga<sub>2</sub>SnSe<sub>11</sub>は新しい構造型である単斜晶系中心対称空間群P2<sub>1</sub>/cに結晶化した。Ba<sub>6</sub>Ga<sub>2</sub>SnSe<sub>11</sub>の構造はゼロ次元構造という特徴を示したが,それは全体的に孤立し歪んだSnSe<sub>4</sub>四面体とそれらの間に位置するBa<sup>2+</sup>を有する離散Ga<sub>2</sub>Se<sub>7</sub>単位を含んだ。拡散反射率スペクトルに基づき,Ba<sub>4</sub>Ga<sub>4</sub>SnSe<sub>12</sub>およびBa<sub>6</sub>Ga<sub>2</sub>SnSe<sub>11</sub>のバンドギャップはそれぞれ2.16(2)eVおよび1.99(2)eVとなった。さらに,Ba<sub>4</sub>Ga<sub>4</sub>SnSe<sub>12</sub>の電子構造計算はそれが主に[Ga<sub>4</sub>SnSe<sub>12</sub>]<sup>8-</sup>アニオン骨格が決定したバンドギャップを有する直接ギャップ半導体であることを示した。Copyright 2015 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST