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J-GLOBAL ID：201502270391332408   整理番号：14A1413622

チベット高原ラサ・ブロック,スムドからの蘭閃石エクロジャイトの変成発達:相平衡と変成P-T経路

Metamorphic evolution of glaucophane eclogites from Sumdo,Lhasa block of Tibetan Plateau: Phase equilibria and metamorphic P-T path

著者 (4件)： Yang Xianli (State Key Lab. of Geological Processes and Mineral Resources,School of Earth Sci. and Mineral Resources,China Univ. ...) ,  Zhang Lifei (MOE Key Lab. of Orogenic Belt and Crustal Evolution,School of Earth and Space Sciences,Peking Univ., Beijing) ,  Zhao Zhidan (State Key Lab. of Geological Processes and Mineral Resources,School of Earth Sci. and Mineral Resources,China Univ. ...) ,  Zhu Dicheng (State Key Lab. of Geological Processes and Mineral Resources,School of Earth Sci. and Mineral Resources,China Univ. ...)
資料名： Yanshi Xuebao  (Yanshi Xuebao)
巻： 30  号： 5  ページ： 1505-1519  発行年： 2014年 
JST資料番号： C2045A  ISSN： 1000-0569  CODEN： YANXEU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 中国 (CHN)  言語： 中国語 (ZH)

抄録/ポイント： チベット高原,ラサ・ブロック,スムドからの蘭閃石エクロジャイトの一般鉱物組み合わせは,柘榴石+オンファス輝石+蘭閃石+緑簾石/クリノゾイサイトであり,少量のルチル,フェンジャイト,角閃石,石英を伴う。斑状変晶によると,X_pyによる組成の縞X_pyはコアからリムに増加しX_grは減少する。柘榴石の一部は退行によるX_grに富む外側リムを有する。著者らはNCKMnFMASHTOのシステムでのP-T疑似セクションを計算し,柘榴石の最大X_pyとフェンジャイトの最大Si含有量の等値線に基づき,30±0.6kbarと610±6°Cのピーク変成条件を推定した。コアからマントルへの柘榴石の組成により記録したP-T経路の穏やかな勾配によると,その岩石は緩やかな沈み込みの早期ステージでのごくわずかの圧力増加による加熱を経験する。その地温勾配は約7~8°C/kmである。しかしながら,マントルからリムへの柘榴石の組成は,フェンジャイトのSi含有量と結合して,緩やかな加熱だが,速い圧力上昇のP-T経路を割り当て,それが迅速な沈み込みステージに入り,地温勾配が5~6°C/kmに低下したことを意味する。ピーク変成作用の後で,エクロジャイトは早期等温減圧過程に入り,ローソン石と少量の滑石が脱水された蘭閃石と緑簾石の形成(約22~23kbarで)が特徴付けた。後の退行期に,ローソン石は完全に消失し,バロア閃石がある地域(約16kbar)で流体が富むことにより形成した。シンプレクタイトは一般に藍閃石とオンファス閃石のリム(約11~12kbar)で生じ,柘榴石のリムでのパーガス閃石のコロナ,チタン石の過成長ルチルもまたそのようなステージで形成した。エクロジャイトの等温減圧は恐らく迅速な構造性露出を表す。とりわけ,スムドのエクロジャイトは多分,チベット高原ラサブロックの新しい海洋性HP-UHP変成帯を表し,約266Maのエクロジャイトの変成年代によると,ラサ・ブロックの中央部にはペルム紀に古海洋があった可能性がある。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST

シソーラス用語： チベット自治区 ,  高原 ,  ブロック ,  *エクロジャイト ,  *変成作用 ,  *相平衡 ,  温度 ,  圧力 ,  ざくろ石 ,  リム ,  白雲母 ,  中心核 ,  マントル ,  サブダクション ,  緑簾石

分類 (1件)： 岩石成因論  (DE07020I)

タイトルに関連する用語 (6件)： チベット高原 ,  エクロジャイト ,  変成 ,  発達 ,  相平衡 ,  経路