抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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山口県を対象に公立中学校の生徒・学校数の推移形態の類型化を行い,教育委員会所管学校一覧,県教職員録を基本とし,各自治体の史誌,県の教育史等の文献資料および自治体ヒアリング調査結果を資料として分析した。具体的には山口県の全生徒数の推移をもとに時期を5期に区分して特徴を整理,また旧市郡部における時期別学校数の推移および規模別の学校数の推移について分析を行った。結果として1960-2010年の51年間における県全体の小学校本校の増減率は-18.2%なのに対し,中学校の増減率は-26.1%で減少がより顕著に認められ,中には小学校は存続するものの中学校が先行して廃校となる自治体も存在することから,人口の継続的減少が見込まれる今日,地域社会における公立中学校の位置付けや生徒の通学方法などを含めた慎重な学校施設計画の検討が求められている。