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J-GLOBAL ID：201502271293333354   整理番号：15A0249428

インパルスハンマを用いた非破壊診断のための時間領域有限差分法によるケーソンの衝撃弾性波解析

著者 (3件)： 藤岡豊太 (岩手大 工) ,  永田仁史 (岩手大 工) ,  安倍正人 (岩手大 工)
資料名： 日本音響学会誌  (Journal of the Acoustical Society of Japan)
巻： 71  号： 2  ページ： 53-64  発行年： 2015年02月01日 
JST資料番号： G0162A  ISSN： 0369-4232  CODEN： NIOGAH  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ケーソンのような大型コンクリート構造体の深い位置まで検査可能な新たな非破壊検査法として,我々はインパルスハンマによる衝撃弾性波を用いた非破壊検査法の研究開発を行っているが,さらなる検査精度の向上のためには,衝撃弾性波の伝搬をより詳細に解析する必要があった。本論文では,提案する非破壊検査法の性能向上のために時間領域有限差分法(finite-difference time-domain method,以下FDTD法)を用いてコンクリート構造体を伝搬する衝撃弾性波の解析を行い,ケーソンの形状が衝撃弾性波の伝搬に与える影響について検証した。その結果,FDTD法を用いた解析により非破壊検査で測定される信号を生成できることを確認し,ケーソンのコンクリート壁を伝搬する弾性波の反射や共振の影響について明らかにした。(著者抄録)

シソーラス用語： *非破壊検査 ,  *ケーソン ,  *有限差分時間領域法 ,  波動伝搬 ,  改良 ,  インパルス応答 ,  *コンクリート構造 ,  構造物 ,  コンクリート構造物
準シソーラス用語： 時間領域有限差分法 ,  衝撃弾性波法 ,  性能向上 ,  非破壊検査法 ,  コンクリート構造体

分類 (1件)： コンクリート構造  (RA04030A)

引用文献 (11件)：

• 田中浩充,田中茂信,大中武易,土屋文人,”築堤後50年を経過した海岸堤防の評価,”海岸工学論文集,51,876-880(2004).
• M. Abe, T. Fujioka and Y. Nagata, ”Location of a defect in a concrete block by a non-destructive technique,” Acoust. Sci. & Tech., 23, 308-312 (2002).
• T. Murakami, T. Fujioka, Y. Nagata and M. Abe, ”Nondestructive technique for estimating crack positions in a concrete structure by subtraction of the surface-wave component,” Acoust. Sci. & Tech., 28, 310-318 (2007).
• 長松昭男,モード解析入門(コロナ社,東京,1993).
• T. Fujiowara, T. Fujioka, Y. Nagata and M. Abe, ”Reduction of computing time by genetic algorithm for the nondestructive technique to detect a crack in a large scale concrete structure,” 20th Int. Congr. Acoust. (2010).

タイトルに関連する用語 (7件)： インパルス ,  ハンマ ,  破壊診断 ,  時間領域有限差分法 ,  ケーソン ,  衝撃弾性波 ,  解析