抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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茨城県企業局では,水道用水供給事業,工業用水道事業,及び地域振興事業の3つの事業を実施している。工業用水道事業については,昭和37年に,ひたちなか市及び那珂市に立地する企業に工業用水を提供するために那珂川工業用水道事業を発足して以降,現在5つの工業用水道事業を展開している。企業局では総延長約1,300km(内工水564km)の管路を保有しており,管路の保守点検,浄水場の運転管理等の業務は外郭団体である茨城県企業公社に委託している。管路の維持管理と運転管理が一体化していることにより,綿密な連絡体制の下で保守点検・巡視作業が可能となっている。本稿では,管理情報システム,管路更新計画,東日本大震災による被害状況,管路更新事業化計画,について述べた。企業局の工業用水道事業は給水開始から50年以上経過し,老朽化が進むとともに,一斉に大量更新の磁気を迎えるため,限られた財源の中で効率的に執行する必要がある。そこで,健全な経営の持続と事業運営を図るため,アセットマネジメントを導入し,長期収支計画を策定中である。特に,管路更新事業については,管路延長が膨大であることや更新時期が集中することから,経営に与える影響が大きいため,財政収支を踏まえた中長期的な視点に立った更新計画を策定する予定である。