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J-GLOBAL ID:201502271617491861   整理番号:15A0679495

Uraba lugens(鱗翅類:コブガ科)の嗅覚受容体ニューロンの同定および宿主域に関するその含意

Identification of olfactory receptor neurons in Uraba lugens (Lepidoptera: Nolidae) and its implications for host range
著者 (3件):
資料名:
巻: 78  ページ: 33-46  発行年: 2015年07月 
JST資料番号: C0585A  ISSN: 0022-1910  CODEN: JIPHAF  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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植食性昆虫は,嗅覚受容体ニューロン(ORN)の種特異的組合せを用いて宿主と非宿主植物によって産生される揮発性化合物を検出する。寄主植物の範囲とORNのプロファイルの間の関係性を調査するために,狭食性のユーカリノキ飼育者である雌のUraba lugens(鱗翅類:コブガ科)のORNと対応する活性化合物を同定する単一の小感覚体記録を実施した。39種の植物揮発性化合物に対する応答プロファイルに基づいて,40組のORNを含む13組の感覚子を雌のU.lugensで同定した。これらの感覚子の95%以上(171中163)は狭い応答スペクトルを有する16組のORNを含んで,62.6%(171中107)は広い応答スペクトルを有する18組のORNを含んだ。この特異的ORNの内で,7組のORNはユーカリノキによって産生される主な揮発性物質である1,8-シネオール-(±)シトロネラール,ミルセン-(±)リナロオールおよび(E)-β-カリオフィレンに対して高い特異性を示したが,他の9組のORNは大部分のユーカリノキによっては産生されない緑葉の揮発性物質であるゲルマクレンD,(E)-β-ファルネセンおよびゲラニルアセタートに対して高度に特異的な応答を示した。著者らは,雌のU.lugensが,宿主揮発性物質に同調する一組のORNを用いて,鍵となる宿主揮発性化合物を検出することによって,それらの寄主植物を認識することができて,また非宿主揮発性物質に特異的なもう1組のORNを用いて非宿主植物由来のものを識別することができると仮定した。広い応答スペクトルを有するORNは,適度に選択的感受性を加えることによって,宿主と非宿主植物の間の識別を強化するかもしれない。著者らの知見に基づいて,植食性昆虫がそれらの寄主植物の場所を突きとめるために,宿主特異的と非宿主特異的ORN由来の組合せの入力を使用することが示唆されて,またORNプロファイルのこの電気生理学的特性は,植食性昆虫の寄主植物の範囲の予測において有効であろう。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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その他の感覚  ,  異種生物間相互作用 
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