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J-GLOBAL ID：201502271874051864   整理番号：15A0227295

歴史都市ローマの行政(1)永続性・遺跡との共存

著者 (1件)： 長谷部俊治 (法政大 社会)
資料名： 新都市
巻： 69  号： 1  ページ： 55-62  発行年： 2015年01月01日 
JST資料番号： Z0785A  ISSN： 0037-3761  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ローマ市の姿と行政とのかかわりを紹介した。本市の都市空間は,古代ローマ時代の遺産,ルネサンス・バロック期の遺産,首都としての近現代的資産の三つが重なり形成されている。SPQR(ローマの元老院と市民)は,蓄積した都市資産や空間要素を社会的につなぐ軸であり永続性の象徴である。市内には,古代ローマ時代の遺跡が散在している。コロッセオ等のように建造物として保護されているのは少数で,その大部分は活用されている。遺跡を活かすうえで欠かせないのが修復である。都市を形成するのは歴史的な蓄積である。建物の価値を意識しながら必要な除去,補強,付加を行い社会のなかで息づくようにすることこそ保全の真意である。

シソーラス用語： 都市 ,  イタリア共和国 ,  行政 ,  都市空間 ,  *遺跡 ,  修理 ,  市街地 ,  *保存
準シソーラス用語： *ローマ ,  文化財保存 ,  *歴史遺産 ,  歴史都市

分類 (2件)： 都市問題,都市防災  (RD01030O) ,  観光,レクリエーション  (RD04030J)

タイトルに関連する用語 (7件)： 歴史 ,  都市 ,  ローマ ,  行政 ,  永続性 ,  遺跡 ,  共存