抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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産業技術短期大学基礎教育センターでは,高校時代に習った内容の復習や,大学における専門科目を勉強するうえで必要な基礎知識を補うために「学習支援室」を平成25年度より開設した。教員が常時1~2名在室しており,学生の質問に対して,「わからない」から「わかった」になるまで丁寧に対応している。本稿では,平成25年度の学生の利用時間・勉強科目などの利用履歴から,学習支援室の利用者傾向についてまとめた。その結果,利用者は,本学の入学試験で「AO」,「推薦」,「指定校」による入学者が半数を占めていることがわかった。また,高校時代に物理や微分積分を履修していなかったため,授業だけでは理解できない学生の利用が多いこともわかった。前期は,専門知識を得るために必要な基礎科目が多く開講されているため,利用者が多くなり,力学など物理学を苦手とする学生が多い傾向がある。後期は,「微分積分」や「線形代数」など「数学系」の利用が多くなる傾向がある。また,資格試験の勉強の場としての利用もあり,乙種第4類危険物取扱者の資格取得という実績ができた。今後も学生の利用履歴から分析を行い,学習補助教材の作成・整備を行うなど,学習支援室の対応力の強化を図つていく。